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【小話】押勝2

 奈良時代。光明皇后や孝謙女帝の信任を得て出世した藤原仲麻呂は、淳仁帝即位後、帝から恵美押勝(えみのおしかつ)の名を賜りました。
 そして、背中にKAWAGUCHIと書かれた、サッカーのゴールキーパーのユニフォームを着用しました。多分、川口能活(よしかつ)です。

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【2022/12/09 06:31 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】仏手

 パーティー会場に、小さいシュークリームをツリーのように積み上げた菓子が置いてあった。会場の人に尋ねる。
「これは何というお菓子ですか?」
「クロカンブッシュです」
「……その隣にある、バナナみたいな形した謎の柑橘類? は何ですか?」
「仏手柑(ぶっしゅかん)です」

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【2022/12/08 18:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】押勝

 奈良時代。光明皇后や孝謙女帝の信任を得て出世した藤原仲麻呂は、淳仁帝即位後、帝から恵美押勝(えみのおしかつ)の名を賜りました。
 そして、光明皇太后や孝謙上皇のデフォルメ似顔絵でオリジナルアクリルキーホルダーを作り、肌身離さず持ち歩きました。それは推し活です。

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【2022/12/07 06:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】濃茶2

 実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に
「祟りじゃ!」
と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。
「あれは誰ですか」
「濃茶の尼よ」
 青年は尼に話しかけた。
「春の海、ひねもす?」
「のたり、のたりじゃ!」
 与謝蕪村の俳句である。

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【2022/12/06 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】濃茶

 実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に
「祟りじゃ!」
と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。
「あれは誰ですか」
「濃茶の尼よ」
 尼は両腕で、近くの村人の片腕を抱えて捻り倒し、大相撲の技を見事に決めた。
「とったりじゃ!」

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【2022/12/05 06:35 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】W杯
「Wの形をした杯を作ってみたんだが、真ん中が盛り上がっててあまり入らないんだ」
「作る前に気付けよ。作れたのは凄いが」
「中身を入れるなら、U杯にすべきだよな」
「Wはワールドだ。Uは一体、どんな規模の大会なんだ」
 宇宙(ユニバース)一位を決める大会だと思います。

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【2022/12/04 06:32 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】咳止

 先の副将軍の従者が、印籠を取り出しました。
「この紋所が目に入らぬか! 畏れ多くも先の、ゴホッ、ゴホッ」
 咳き込みます。
 悪人を退治し終え旅に出る際、御隠居が言いました。
「助さん、龍角散、参りましょうか」
「ゴホンと言いましたが、私はそのような名前ではありません」

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【2022/12/03 08:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三拓

 サンタクロースが配達の途中、着地直前の橇から身を乗り出してバランスを崩し、落下しました。低空だったので大事にはなりませんでしたが、雪の上にくっきりと、人の形が残っています。
 トナカイが言いました。
「サンタクですね」
「魚拓みたいに言わないで。その前に心配して」

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【2022/12/02 08:02 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】仮面3

 月影千草先生が言いました。
「さあマヤ、仮面をかぶるのよ」
 マヤは手に、『犬神家の一族』に出てくる仮面(ゴムマスク)を持っています。
「おそろしい子……その仮面をかぶると、遺産相続絡みの連続殺人が起きて、最後、湖で逆さまに足2本突き出すのよ!」
 所謂スケキヨです。

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【2022/12/01 06:58 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】仮面2

 月影千草先生が言いました。
「さあマヤ、仮面をかぶるのよ」
 マヤは手に、『スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説』に出てくる鉄仮面を持っています。
「その仮面は今かぶるのではないわ! 幼児期にかぶって、約十年かぶり続けるのよ!」
 鉄仮面を外すと二代目・麻宮サキになります。

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【2022/11/30 08:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】仮面

 月影千草先生が言いました。
「さあマヤ、仮面をかぶるのよ」
 マヤは手に、『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる石仮面を持っています。
「おそろしい子……その仮面をかぶってはいけないわ! かぶるのはガラスの仮面よ!」
 かぶった状態で石仮面に血を浴びると吸血鬼になります。

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【2022/11/29 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】リカ

 水族館に行った。北太平洋に生息する、嘴が赤い海鳥の展示スペースを見ていると、中にいた一羽と偶然目が合う。
「こんにちは、わたしエトピリカちゃん」
 リカちゃん電話みたいな自己紹介しないで。
 別の一羽が言った。
「わたし、ゆめぴりかちゃん」
 それは北海道産の米の品種だ。

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【2022/11/28 06:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三択

 サンタクロースがトナカイに提案しました。
「今年は、黄金(ゴールド)か白銀(シルバー)か青銅聖衣(ブロンズクロス)を着て配達しようと思う」
「その体型で聖闘士になれるわけないでしょう」
「『サンタ聖衣ですか』って突っ込んでくれないの」
「わかっていても言いません」

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【2022/11/27 10:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三頭

 頭が三つある地獄の番犬ケルベロスが、冥王ハデスから「ケルとベロとス」と呼ばれることに飽き、陰で愚痴をこぼします。
「もう、クリスマスもクリとスマとスになればいいんだ」
「『自分以外も被害者になれ』的な発想はやめないか?」
「そもそも、クリスマスに頭は三つないぞ」

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【2022/11/26 21:26 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】静音

 京の都で人気の白拍子を気に入った源義経が、贈り物をしようと考えて、弁慶に相談しました。
「静音性能の高い洗濯機や、衣類乾燥機を考えているのだが、どうだろう」
「『静御前』シリーズは、今はもう作ってないんじゃないか?」
「え」
 同メーカーの別機種を選んで贈りました。

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【2022/11/25 06:14 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】祇王

 京の都で人気の白拍子・祇王(ぎおう)を気に入った平清盛が、贈り物をしようと考えて訊ねました。
「『ラ王』と『スパ王』、どちらが好みだ?」
 祇王が答えます。
「恐れながら、『カップヌードルSiO』をお願いいたします」
 二人で一緒にお湯を注ぎ、美味しくいただきました。

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【2022/11/24 08:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】善哉

 北条政子が、幼い孫・善哉(ぜんざい。後の公暁)と食事をすることになりました。皿に、生ハムやチーズを巻いた料理が盛り付けられています。
「これはオードブルですよ」
 前菜です。
「デザートは何にしますか」
「白玉に、小豆餡がかかっているのが食べたいです」
 ぜんざいです。

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【2022/11/23 18:44 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】比企

 鎌倉初期、北条氏と権力を争った比企能員(ひきよしかず)は、二代将軍・源頼家の乳母夫です。息子の三郎と時員(ときかず)は、頼家とともに蹴鞠に励んだ側近。
 能員の娘の若狭局が、頼家の長男・一幡を産んだ際には、比企一族総出で
「でかした!」
とカズダンスを踊りました。

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【2022/11/22 06:29 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】平伏2

 先の副将軍の従者が言いました。
「一同、御老公の御前である。頭が高い! 控えおろう!」
「ははーっ!」
 慌てて平伏する、悪代官一味。何故か居合わせたろくろ首も、場の空気を読んで、長ーく伸びた首をうにょっと曲げて額を地面にこすりつけ、
「ははーっ!」
と平伏しました。

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【2022/11/21 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】九郎13

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経。受け入れてくれた奥州平泉の長・藤原秀衡が、交易で入手した異国の紙幣・貨幣を見せます。
「九郎殿。ノルウェーとスウェーデンの通貨は何か分かるかの」
「分かりません」
 即答しました。クローネとクローナです。

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【2022/11/20 07:33 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】九郎12

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経。受け入れてくれた奥州平泉の長・藤原秀衡に誘われ、伽羅御所のホームシアターで映画『グラディエーター』を観賞します。
「九郎殿。主演が誰か分かるかの」
「分かりません」
 即答しました。ラッセル・クロウです。

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【2022/11/19 19:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】真実

 メガネの少年探偵が言いました。
「真実はいつも一つ!」
 密閉された箱の中に、二分の一の確率で放射性物質が原子崩壊すると毒ガスが発生する装置と猫が入っていますが、猫は生きているか死んでいるかどちらかです。
 少年が暗号を解いて箱の蓋を開け、猫は無事に救出されました。

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【2022/11/18 06:44 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】妖狐

 妖狐・玉藻前がパソコンで動画を見ようとして、再生できず文句を言いました。
「んもう、朝ドラの見逃し配信を見たいのに、どうしてN○Kプラスは非対応なのよ。狐はお呼びじゃないわけ!?」
 使用中のブラウザはファイアフォックスです。最近、推奨環境外のサイトが多いです。

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【2022/11/17 06:32 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】太助

 魚屋の一心太助が、大久保彦左衛門邸に顔を出しました。彦左衛門はパソコンの前に座り、インターネットの個人ホームページ作成に四苦八苦しています。太助が訊ねました。
「殿、ブラウザは何ですかい」
「ネスケじゃ」
「ああ、ガタガタになりますよね」
 ネットスケープの略です。

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【2022/11/16 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】平伏

 先の副将軍の従者が言いました。
「一同、御老公の御前である。頭が高い! 控えおろう!」
「ははーっ!」
 慌てて平伏する、悪代官一味。何故か居合わせたデュラハン(首なし騎士)も、場の空気を読んで、小脇に抱えていた自分の首を地面に置き、
「ははーっ!」
と平伏しました。

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【2022/11/15 06:35 】 | 小話 | コメント(0)
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