忍者ブログ
【小話】九郎3

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経は、最終的に平泉に落ち着きました。幼い娘が、妻相手に遊んでいます。
「くろうのつくりしかーどよ!」
(え、俺、何か作った?)
 娘は『カードキャプターさくら』ごっこ中で、作ったのは魔術師クロウ・リードです。

拍手[0回]

PR
【2022/10/21 08:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】九郎2

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経。頼朝のもとに、京都を離れた後の義経に関する報告が届きます。
「九州に現れました」
「奥州に現れました」
「四国に現れました」
「なぜ同時に数箇所に居るのだ!?」
「クローンじゃないでしょうか」
「やかましい」

拍手[0回]

【2022/10/20 06:22 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】九郎

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経。西国で再起するため京都を離れる前に、長年の付き合いである弁慶に言いました。
「すまない。また苦労をかける」
「九郎だけに」
「こんなときに上手いこと言わんでいい!」
 すぱこーん、と弁慶の頭をはたきました。

拍手[0回]

【2022/10/19 06:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】義村

 平安末~鎌倉初期の豪族・三浦氏は、義明・義澄・義村と続きます。義村の息子が父に訊ねました。
「何で私は泰村なんですか」
「周囲に義が付く奴が多過ぎて、義○だと誰の子か判らなくなるんだよ」
 実際の理由は多分違いますが、同時代に北条義時や足利義兼や和田義盛がいます。

拍手[0回]

【2022/10/18 06:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ9

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリモノチョウ!」
 ……銭形平次か、半七か、それとも人形佐七か? と言うと、
「平次は捕物控!」
と訂正された。お前ら子供なのに詳しいな!

拍手[0回]

【2022/10/17 06:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蛍雪3

 夜も勉強したいが、灯火のための油を買うお金がない。蛍をたくさん捕まえ、袋に入れて吊るした。
 袋の下で勉強していると、どこからともなく音楽が聞こえてきた。
「ほーたーるのー、ひーかーありー」
 自宅なのに、何となく、店を出なければいけないような気がして落ち着かない。

拍手[0回]

【2022/10/16 10:52 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蛍雪2

 夜も勉強したいが、灯火のための油を買うお金がない。蛍をたくさん捕まえ、袋に入れて吊るした。
 袋の下で勉強していると、蛍の明滅が止まって暗い状態が続く。(ん?)と見上げた瞬間を狙ったかのように、蛍がバルスの如く超強力発光。
「目が、目がぁっ!」
と叫んで悶絶した。

拍手[0回]

【2022/10/15 07:17 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蛍雪

 夜も勉強したいが、灯火のための油を買うお金がない。蛍をたくさん捕まえ、袋に入れて吊るした。
 袋の下で勉強していると、蛍の明滅周期に長短がある。短短長、トン・トン・ツーとどこかにモールス信号を送っているように思えてきて、気になって気になって勉強にならなかった。

拍手[0回]

【2022/10/14 06:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ8

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリュフ!」
 それは世界三大珍味か、それともチョコレート? 子供が珍味貰っても嬉しくないだろうが、どちらにせよウチにトリュフはないぞ。

拍手[0回]

【2022/10/13 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】杞憂6

 杞の国の男が、友人に相談した。
「天が落ちてくるんじゃないかと思うと、怖くて夜も眠れないんだ」
「分かる。俺は、1999年7の月に、空から恐怖の大王が降ってくるんじゃないかと思うと怖い」
「心配するな。それは、少なくとも俺たちには関係ない」
 杞は紀元前の国である。

拍手[0回]

【2022/10/12 07:03 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】杞憂5

 杞の国の男が、友人に相談した。
「天が落ちてくるんじゃないかと思うと、怖くて夜も眠れないんだ」
「分かる。俺は、実は地球の内部が空洞で真ん中に太陽があって、超文明の地底人が、南極と北極の大きな穴からUFOで飛んでくるんじゃないかと思うと怖い」
「……何それ怖い」

拍手[0回]

【2022/10/11 06:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ7

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリフィド!」
 それSFに出てくる、人間を襲う三足歩行植物! そんな危険な物との二択を迫るな! ていうか、家の前に既にいたら凄く怖い。

拍手[0回]

【2022/10/10 08:29 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】菓子
「お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ!」
 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けてきたので、用意しておいた二種類を取り出した。
「男梅か塩飴、どっちか選べ」
「何でその二択!?」
「『お』か『し』だ」
「オレオやシルベーヌとかもあるでしょ!」

拍手[0回]

【2022/10/09 08:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ6

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリブッシ!」
 一人、いきなり仏像を作り始めたが、作風で飛鳥時代の止利仏師(鞍作鳥)かどうか判断できるような鑑定スキルは持ってないぞ。

拍手[0回]

【2022/10/08 08:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】阿波

 阿波局(あわのつぼね)は北条政子の妹で、後の鎌倉三代将軍・源実朝の乳母です。夫の阿野全成(源頼朝の弟)に言いました。
「台所用洗剤を、違うのに替えてみようと思うの」
「ほう」
「『阿波のチカラ』よ」
「……それはいったい、どんな洗剤だ」
 正しくは『泡のチカラ』です。

拍手[0回]

【2022/10/07 06:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ5

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリカエバヤ!」
 それ平安の姉弟が立場交換する話だろ。漫画『ざ・ちぇんじ!』なら読んだぞ。今の場合、魔女とカボチャ男が逆ならよいのか?

拍手[0回]

【2022/10/06 06:30 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】杞憂4

 杞の国の男が、友人に相談した。
「天が落ちてくるんじゃないかと思うと、怖くて夜も眠れないんだ」
「分かる。俺は、海が割れて、道ができて、向こうからこっちに、天童よしみが歌いながら渡ってくるんじゃないかと思うと怖い」
「……それは、何も心配しなくていいんじゃね?」

拍手[0回]

【2022/10/05 06:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】胤義

 三浦胤義は、鎌倉初期の有力御家人・三浦義村の、年齢の離れた末弟です。
 承久3年、京都にいた胤義が兄に手紙を出そうとしていると、黄色い工事用ヘルメットを被った猫が現れ、謎のポーズで彼を指差して言いました。
「たねヨシ!」
 何となく、あまり良くなさそうな気がします。

拍手[0回]

【2022/10/04 06:45 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】和田

 鎌倉初期の御家人・和田義盛が、御家人仲間に言いました。
「最近、若い女の子にモテてるみたいで。『和田だ、和田だ』と歌って踊ってくれるんだ」
 仲間は、
(それはアイドルグループの『WA DA DA』という曲じゃないかな)
と思いましたが、勘違いを訂正しませんでした。

拍手[0回]

【2022/10/03 06:15 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ4

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリコシグロウ!」
 ……凄く嫌な二択だが、『取り越し苦労』ってことは、無駄に心配するだけでほとんど実現しないから、あまり問題ないのか?

拍手[0回]

【2022/10/02 15:36 】 | 小話 | コメント(0)
2022年9月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:608
ナイス数:443


拍手[0回]

【2022/10/02 15:35 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】杞憂3

 杞の国の男が、友人に相談した。
「天が落ちてくるんじゃないかと思うと、怖くて夜も眠れないんだ」
「分かる。俺は、実は既に宇宙人が地球を発見していて、俺たちが動物園の猿を見るように、俺やお前を観察してるんじゃないかと思うと怖い」
「……それは、心配し過ぎじゃね?」

拍手[0回]

【2022/10/01 08:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ボー2

 狸の背負った柴に、兎が火打石で火を着けます。
「カチ、カチと音がするね?」
「ここはカチカチ山だから、カチカチ鳥が鳴いているのさ」
 その間にも火は大きくなりつつあり、気付かぬ狸が五歳女児に怒られました。
「ボーッと生きてんじゃねーよ!」
 ここはボーボー山のようです。

拍手[0回]

【2022/09/30 06:34 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】杞憂2

 杞の国の男が、友人に相談した。
「天が落ちてくるんじゃないかと思うと、怖くて夜も眠れないんだ」
「分かる。俺は、俺やお前の記憶や、『数億年前の化石』とか含んだ状態で、この世界全部が実は5分前に作られたんじゃないかと思うと怖い」
「……それは、心配し過ぎじゃね?」

拍手[0回]

【2022/09/29 06:47 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】トリ3

 ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリプルトウループ!」
「トリプルルッツ!」
「トリプルアクセル!」
 フィギュア選手でも来てるのか? ウチの前はスケートリンクじゃないぞ。

拍手[0回]

【2022/09/28 08:13 】 | 小話 | コメント(0)
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>