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【小話】強風

 九月一日、一郎の通う小さな学校に、都会から不思議な少年・三郎が転校してきました。数日を一緒に遊んだ後の、強風の朝。三郎から聞いたばかりの歌を、一郎は夢の中で聞いたのです。
 どっどどどどうど、どどうどどどう。
 れっれれれれいれ、れれいれれれい。
 一音上がりました。

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【2026/05/12 06:26 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒8

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、三人乗り自転車で敗走する泥棒に、ぶつかりそうになった。犬を避けた自転車が転倒し、女性リーダーに「このスカポンタン!」と怒られる。
(ドロンボー一味、避けてくれてありがとう)
と思った。

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【2026/05/11 06:24 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒7

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、川で釣りをしている人にぶつかった。ぶつかった拍子に、釣り人が手に持っていた盆がひっくり返り、水がこぼれてしまう。
(覆水は、元には戻らないんだよね。太公望の奥さん、ごめん)
と思った。

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【2026/05/10 10:02 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】頭隠

 鶏の尻から蛇が生えた魔物、コカトリスと戦った。数人で囲んで追い詰めると、鶏は岩穴に潜り込み、蛇の先端だけ穴の外。
「頭隠して尻隠さず、だな」
 呟くと、仲間が言う。
「『ダンジョン飯』のバジリスクは、蛇が本体らしいぞ」
「え」
 その場合、他全部隠して頭隠さず、である。

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【2026/05/09 07:56 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒6

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、2本の支柱の片方にぶつかった。ぶつかった衝撃で、支柱に乗っていた水平の棒が落ちて、上体を反らして下を潜ろうとしていた人に当たってしまう。
(リンボーダンスの邪魔してごめん)
と思った。

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【2026/05/08 07:05 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】馬耳

 馬を連れて歩いていた若者が、豆腐屋の前で、とても豆腐とは思えない色をした謎の新商品を目撃した。
「マジ豆腐?」
「ばり豆腐!」
 店員が、とても、という意味の博多方言で答える。
 若者と店員の会話が馬の耳にも届いていたが、馬は(自分には関係ないことだし)と聞き流した。

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【2026/05/07 06:56 】 | 小話 | コメント(0)
2026年4月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1182
ナイス数:277


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【2026/05/06 09:04 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】地蔵

 「石地蔵に蜂」という諺がある。「糠に釘」「豆腐に鎹」などと同様、効き目がなく役に立たないことのたとえだ。
「無駄なんてことはない! この俺がやってやるぜ!」
 血気盛んな蜂が1匹、石地蔵にチャレンジしてみたが、全く針が立たなくて涙目になった。泣きっ面の蜂である。

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【2026/05/06 07:26 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒5

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、割と立派な家の前で、「田を返せ」と騒いでいる妖怪にぶつかった。妖怪が生きていたとき耕していた田を、息子が売った相手の家らしい。
(泥田坊、田がなくなったらドロボウになるね)
と思った。

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【2026/05/05 16:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】笊水

 「笊に水」という諺がある。「糠に釘」「豆腐に鎹」などと同様、効き目がなく役に立たないことのたとえだ。
 ちょっと高くて良い酒を来客に出したところ、まるで水であるかのようにカッポカッポ呑む。しまった、この客ザルだったか。アルコールの効果が、全く発揮されなかった。

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【2026/05/04 16:08 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒4

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、大きな酒屋の前の行列に、並ぼうとしていた人にぶつかった。もうすぐ、今年できたばかりのワインが、解禁されるらしい。
(ボジョレー・ヌーボーって、名前は、ぬぼーっとしてるよね)
と思った。

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【2026/05/03 10:33 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒3

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、男の子にぶつかった。
 その後、同じ男の子にまたぶつかった、と思ったら、もう一人が戻ってきて並んだ。天気予報で有名な双子だった。
(どっちがヤン坊で、どっちがマー坊だったかな)
と思った。

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【2026/05/02 11:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒2

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、季節外れのサンタクロースにもぶつかった。顔は煤で真っ黒で、サンタ服の上衣を裏返しに着ていて、左右違う靴を履き、頭には麦わら帽子が乗っている。
(慌てん坊にも程があるだろう)
と思った。

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【2026/05/01 07:08 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬棒

 犬が外を歩いていて、地面に落ちていた木の棒にぶつかった。
 さらに歩いていると、東へ病気の子供を看病に行く人とぶつかった。
 次に、西へ稲束を背負いに行く人とぶつかり、南や北へ行く人ともぶつかる。というか全て同一人物なので、
(デクノボーって忙しいんだな)
と思った。

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【2026/04/30 07:06 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】榎木2

 境内に立派な榎木の大木がある寺の和尚。自分の名ではなく『榎木の僧正』と呼ばれるのを嫌って木を切り倒すと、今度は『切り株の僧正』と呼ばれます。
 寺の小僧が閃きました。
「兎が木の根っこで転ぶのを待ったら、『待ち惚けの僧正』になりますよ」
「ならん!」
 怒られました。

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【2026/04/29 18:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】榎木

 境内に立派な榎木の大木がある寺の和尚。人々から、自分の名ではなく『榎木の僧正』と呼ばれるのを嫌がります。
 寺の小僧が閃きました。
「そうだ! 和尚さまが『榎木』に改名したら、名前で呼ばれたことになりますよ」
「それはナイスアイデア……の訳あるか!」
 怒られました。

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【2026/04/28 06:34 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】養老

 奈良時代の718(養老2)年、藤原不比等らが、大宝律令の不備を改修して養老律令をまとめました。
 しかし不比等の死で、改修は棚上げになり。孫の藤原仲麻呂の頃の757年に、やっと施行されます。
 無事に施行された後、関係者たちは、養老乃瀧でお疲れさま会を開きました。

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【2026/04/27 06:32 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】千載

 テストで、『千載一遇』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「洗剤を買いに行ったスーパーでエド・はるみに出会い、お願いして、一回グ~ってやってもらう」と書いて提出すると、赤ペンで「それは、滅多にないチャンスですね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/26 06:24 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】南船

 テストで、『南船北馬』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「南に船、北に馬で旅行するなら、東は飛行機、西はシベリア鉄道でユーラシア横断がいいと思う」と書いて提出すると、赤ペンで「西だけ、ルートが妙に具体的ですね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/25 14:44 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】難攻

 テストで、『難攻不落』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「鎌倉幕府が、楠木正成のいる千早城を大軍で囲んで攻めても、なかなか落とすことができない」と書いて提出すると、赤ペンで「つまり、楠公(なんこう)不落ですね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/24 07:22 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】専行

 テストで、『独断専行』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「一人で何でも決めてしまう先生がいると、生徒たちの間で独断センコウと呼ばれる」と書いて提出すると、赤ペンで「そう呼ばれる先生にならないよう、気を付けます」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/23 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】獅子

 テストで、『獅子身中』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「ライオンの身体の中に16匹も虫がいるせいで、体調が悪くてとても大変」と書いて提出すると、赤ペンで「なぜ16匹? と一瞬考えましたが、掛け算の四四ですね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/22 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】門外

 テストで、『門外不出』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「桜田門の外で待ち伏せされて危ないので、大老の井伊は外に出てはいけない」と書いて提出すると、赤ペンで「井伊直弼の弼の字は、何も見ないで書くの難しいですね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/21 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】低頭

 テストで、『平身低頭』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「おわびの気持ちを表すために、ほふく前進か五体投地くらい頭を低くする」と書いて提出すると、赤ペンで「這って接近されたら、謝られている気がしないでしょうね」と書き込まれて返ってきた。

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【2026/04/20 06:52 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】管鮑

 春秋時代の斉の政治家、管仲と鮑叔は昔からの友人です。彼らの友情は、『管鮑(かんぽう)の交わり』と呼ばれます。
 二人が若い頃、一緒に商売をすることになりました。
「何を売ればいいかな」
「そりゃ漢方だろう」
 葛根湯や小青竜湯などを売買し、利益は管仲が多く取りました。

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【2026/04/19 17:47 】 | 小話 | コメント(0)
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