忍者ブログ
【小話】回転

 ガリレオ・ガリレイは、地球が太陽の周囲を回転する地動説を唱えたことで、宗教裁判にかけられました。有罪判決後に呟きます。
「それでも、地球はまわる。まーわるーよ、時代ーはまわるー、喜び悲しみくりかえーしー」
 途中から朗々と歌い上げ、
「うるさい!」
と怒られました。

拍手[0回]

PR
【2025/06/15 09:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】要望2

 アレクサンドロス大王が、屋外で座っている哲学者ディオゲネスの前に立って尋ねた。
「何か要望はあるか」
「では、日光浴中なので、日を遮らんでいただけるかな」
「これは失礼」
 立ち位置を変える大王。
「あと、雲も邪魔なので太陽の前からどけていただけるかな」
「それは無理」

拍手[0回]

【2025/06/14 07:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】要望

 アレクサンドロス大王が、屋外で座っている哲学者ディオゲネスの前に立って尋ねた。
「何か要望はあるか」
「では、日光浴中なので、日を遮らんでいただけるかな」
「これは失礼」
 立ち位置を変える大王。
「あと、太陽の高度をもう少しだけ高くしていただけるかな」
「それは無理」

拍手[0回]

【2025/06/13 06:45 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】黒羊2

 天文学者と物理学者が列車で英国旅行中、窓から黒い羊1匹を見た。
「英国の羊はみんな黒いのか」
 天文学者が言うと、物理学者が反論。
「『黒い羊が最低1匹いる』だろ」
 隣席の医学者(他人、専門は眼科)が口を挟んだ。
「あの看板が本物の羊に見えるなら、視力検査が必要だな」

拍手[0回]

【2025/06/12 07:33 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天知

 後漢の時代。王密という役人が、学者の楊震に、
「夜なので誰にも気づかれません」
と金十斤の賄賂を贈ろうとしました。しかし、楊震は断って言います。
「(賄賂のことを)天知る、地知る、我知る、子知る、学校はじまって以来の才女マルシル」
「最後は『ダンジョン飯』ですね」

拍手[0回]

【2025/06/11 07:31 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】競走

 古代ギリシャの哲学者ゼノンが言った。
「アキレスと亀が、亀はアキレスより前からスタートして競走する。亀の現在位置にアキレスが着いたとき、亀は先に進んでいるので、アキレスは絶対追いつけない」
 兎が聞いた。
「じゃ俺も亀に抜かれないね」
「お前は寝てて止まってるだろ」

拍手[0回]

【2025/06/10 07:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ルー

 スーパーのカレー・シチュー売場の棚の前で、ウルトラマンに尋ねました。
「今日の夕飯はカレーなんだけど、どのルーがいいとか希望ある?」
「ジュワ!」
「ジャワカレーね、オッケー」
「ジュワ! ジョワ!」
 違うと必死にジェスチャーしましたが伝わらず、最後は指差しました。

拍手[0回]

【2025/06/09 07:41 】 | 小話 | コメント(0)
2025年5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1264
ナイス数:424


拍手[0回]

【2025/06/08 15:51 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】選曲4

 色鉛筆がカラオケに行きました。白がジャンケンに勝ったので、今日の選曲は白縛りです。
「一曲目『白日』ね」
「次『白い雲のように』」
「『色・ホワイトブレンド』」
「『白いブランコ』」
「『White Love』」
「『関白宣言』」
「それって色の白なの?」
 多分違います。

拍手[0回]

【2025/06/08 14:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】白日

 テストで、『青天白日』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「夏フェスの青空の下の野外ステージ、King Gnuが『白日』を歌う」と書いて提出すると、赤ペンで「その曲、歌詞の中で雪が降っているから冬ですよね……?」と書き込まれて返ってきた。

拍手[0回]

【2025/06/07 11:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】銀匙

 手が滑って匙を泉に落としてしまった樵が困っていると、水中から女神が現れて言いました。
「あなたが落としたのはこの金の匙ですか、銀の匙ですか、普通の匙ですか」
「……銀の匙、黒く変色してますが、泉の成分大丈夫ですか」
 女神は女神なので、何が入っていても大丈夫です。

拍手[0回]

【2025/06/06 06:20 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】黒羊

 天文学者と物理学者が列車で英国旅行中、窓から黒い羊1匹を見た。
「英国の羊はみんな黒いのか」
 天文学者が言うと、物理学者が反論。
「『黒い羊が最低1匹いる』だろ」
 隣席の地理学者(他人)が口を挟んだ。
「範囲が広すぎる。『スコットランドには黒い羊が最低1匹いる』だ」

拍手[0回]

【2025/06/05 06:19 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】林檎

 物理学者が外で考え事をしていると、目の前の林檎の木から、実が一つ地面に落ちた。それを見て、学者は閃く。
「そうだ、今日はバーモントカレーにしよう!」
 翌日、木から丸い盆が落ちてきて、
「そうだ、今日はボンカレーにしよう!」
 明日は、木から何が落ちればいいだろうか。

拍手[0回]

【2025/06/04 06:18 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】選曲3

 色鉛筆がカラオケに行きました。黄がジャンケンに勝ったので、今日の選曲は黄縛りです。
「一曲目『黄砂に吹かれて』」
「次、『黄色いサクランボ』」
「『YELLOW YELLOW HAPPY』」
「……『イエロー・サブマリン』」
 入れましたが、歌詞英語なので歌えません。

拍手[0回]

【2025/06/03 06:18 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】選曲2

 色鉛筆がカラオケに行きました。赤がジャンケンに勝ったので、今日の選曲は赤縛りです。
「一曲目『赤いスイートピー』」
「じゃ次、『真赤な太陽』」
「俺『真赤なスカーフ』」
「『ワインレッドの心』はあり?」
 ジャンケンメンバーに赤と紫の中間色がいなければ、ありとします。

拍手[0回]

【2025/06/02 06:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】選曲

 色鉛筆がカラオケに行きました。
「一曲目『オトナブルー』ね」
「じゃ次、『青いイナズマ』で」
「私は『レイニーブルー』」
「えーと、『青い珊瑚礁』」
「……『月がとっても青いから』」
 青がジャンケンに勝ったので、今日の選曲は青縛りですが、どんどん選ぶのが辛くなります。

拍手[0回]

【2025/06/01 11:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】発見

 王冠の金の純度を計測したい、古代ギリシャの科学者アルキメデス。浴槽に浸かったとき、難題を解決する良い方法を思いついて叫びました。
「エウレカ!」
 風呂を飛び出して裸で町を走っていると、初めて自分の作品に買い手がついた画家が、隣に並んで叫びました。
「絵売れた!」

拍手[0回]

【2025/05/31 11:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】侃侃

 テストで、『侃侃諤諤(かんかんがくがく)』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「缶蹴り大会で優勝するための練習と、賞状を入れる額について議論」と書いて提出すると、赤ペンで「額の議論は賞状もらってからでいいのでは」と書き込まれて返ってきた。

拍手[0回]

【2025/05/30 06:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】喧喧2

 テストで、『喧喧囂囂(けんけんごうごう)』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「宮本武蔵の弟子と柳生十兵衛の弟子が、どっちが強いか大勢で激論」と書いて提出すると、赤ペンで「剣豪の弟子なんだから剣で勝負しましょう」と書き込まれて返ってきた。

拍手[0回]

【2025/05/29 06:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】喧喧

 テストで、『喧喧囂囂(けんけんごうごう)』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
 解答欄に「ケンケンパ、ケンケンパ、ケンパ、ケンパ、ケンケンパでどこまでもゴー」と書いて提出すると、赤ペンで「楽しそうですが、時間かかりますね」と書き込まれて返ってきた。

拍手[0回]

【2025/05/28 06:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山脈

 某大学の探検隊が、南極に上陸しました。常軌を逸しているほど高い山脈を発見した分遣隊が、山脈の麓でボーリング調査中に未知の生物を発見し、本隊に報告します。
「樽のような青い胴体、ポンデリングのような赤い頭部に、目玉が多数ついているんだ」
 狂気のミャクミャクです。

拍手[0回]

【2025/05/27 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】芭蕉11

 松尾芭蕉が、俳句を詠みつつ東北・北陸地方を巡る旅を終え、岐阜県大垣市で詠みました。
「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」
 ハートキャッチプリキュアの四人が、2班に分かれ別行動で伊勢の二見ヶ浦へ向かうのを見て、芭蕉が再度詠みました。
「ハトプリのふたみにわかれ行く秋ぞ」

拍手[0回]

【2025/05/26 06:52 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】芭蕉10

 松尾芭蕉が、俳句を詠みつつ東北地方へ向かう旅の途中、栃木県の那須で詠みました。
「田一枚植えて立ち去る柳かな」
 田植えに参加していた、お笑いコンビの片割れが帰っていくのを見て、名前に自信が持てない芭蕉が再度詠みました。
「田一枚植えて立ち去る矢作(やはぎ)かな」

拍手[0回]

【2025/05/25 08:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】芭蕉9

 松尾芭蕉が、俳句を詠みつつ東北地方を旅するために、住んでいた庵を引き払うときに詠みました。
「草の戸も住み替はる代ぞ雛の家」
 『世界・ふしぎ発見!』の司会者が、自分の友達が近々引っ越すと話しているのを聞いて、芭蕉が再度詠みました。
「草野友住み替はる代ぞ雛の家」

拍手[0回]

【2025/05/24 08:05 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】芭蕉8

 松尾芭蕉が、俳句を詠みつつ北陸地方を旅し、新潟県の日本海沿岸で佐渡島を見て詠みました。
「荒海や佐渡によこたふ天の河」
 それから深夜の野球場に行き、三塁ベースを枕にして寝転びます。満天の星空を見上げながら、芭蕉が再度詠みました。
「荒海やサードによこたふ天の河」

拍手[0回]

【2025/05/23 06:47 】 | 小話 | コメント(0)
| ホーム | 次ページ>>