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【感想】白鯨
白鯨  メルヴィル『白鯨』(岩波文庫)。上中下の全3巻なのだが、上巻冒頭の「主要登場人物」のページを読むと、その後の展開が全部書いてあるぞ(汗)。いいのか?

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【2007/11/12 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】ロビンソン・クルーソー
ロビンソン・クルーソー デフォー『ロビンソン・クルーソー』(岩波文庫)。原作では第三部まであり、岩波文庫は上下巻で第一部と第二部を収めている。
 18歳で家出して船乗りになったロビンソン・クルーソー。26歳のときブラジル付近で船が難破、漂着した無人島で28年間を過ごす。脱出に成功して英国に帰る(第一部)。財産も家庭もできたものの放浪癖が抜け切らず、61歳で再度旅へ。例の島を再訪したのちインド、中国を訪れ、陸路ロシアを経て、出発から10年後に帰国(第二部)。


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【2007/08/22 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】西遊記
西遊記  中野美代子/訳『西遊記』(岩波文庫)、全10巻。現在5巻を読んでいるが、孫悟空が気の毒で気の毒で仕方がない(汗)。

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【2007/04/25 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】エマ
エマ ジェーン・オースティン『エマ』(岩波文庫)。『高慢と偏見』(感想)や『説きふせられて』(感想)は、家族がハタ迷惑な性格をしているせいで何も悪くない主人公が被害に遭うので、最後まで自分の非を認識しない家族に腹が立って仕方なかった。例えるならば、時代劇で悪代官に苦しめられた善男善女が、他所に逃れて幸せになったけど、悪代官は野放しのまま、みたいな(汗)。
 しかし『エマ』は、エマ本人もそれなりに迷惑なので、却って安心(笑)。変に同情しないで済む分、話としては他より面白く読めた。


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【2007/02/28 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】説きふせられて
説きふせられて ジェーン・オースティン『説きふせられて』(岩波文庫)。出張の道中で読破。

 従男爵家の次女アンは、周囲に説得され、海軍士官ウェントワースとの婚約を破棄した。
 それから8年。財政難に陥った従男爵が邸を人に貸したのがきっかけで、2人は再会し……。


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【2007/02/18 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】不思議な少年
不思議な少年 トム・ソーヤもハックルベリー・フィンも読んだことない私にとって、マーク・トウェインと言えば『出兵の祈り』。この作者ならば、『不思議な少年』(岩波文庫)の内容も、さもありなん。
(山下和美のマンガ『不思議な少年』て、関係あるのかなー。)

 テオドールら3人の少年が出逢った、不思議な力を持つ美少年サタン。彼は、自らを天使だと言う。

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【2007/02/08 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】高慢と偏見
高慢と偏見  ジェーン・オースティン『高慢と偏見』(岩波文庫)。「プライドと偏見」という邦題で映画化されたが、高慢とプライドではニュアンスが違う気が。「彼はプライドが高い」は必ずしも悪口ではないが、「彼は高慢だ」はどう転んでも悪口。で、この話の場合は高慢が正しいよね(笑)。

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【2007/02/07 20:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】白痴
白痴  アーシュラ・K・ル=グウィン『天のろくろ』(ブッキング)の中に、「なんとかエフスキーという人の書いた」本を読む場面がある。「コーカサスの村の住人たちがひとりの白痴(中略)を残して死に絶え」る話らしい。で、図書館でドストエーフスキイ『白痴』(岩波文庫)を借りて読んでみたが、違った(汗)。
(『天のろくろ』は歴史改変物なので、どんぴしゃりの内容の本は実在しないかもしれないが、モデルはあると思うんだよなー。)

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【2007/01/29 20:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】大地
大地  パール・バック『大地』(岩波文庫)。母が好きな小説で、高校生くらいの頃に1巻だけ読んだものの、そこで挫折(汗)。この度、全4巻を読破した。
 農民だった王龍(ワンロン)が、懸命に働いて土地を買い、大地主になる。長男には地主を継がせ、次男は商人にし、三男には農業をさせたかったが、三男は家を飛び出して軍人になる。
 軍閥としてのし上がった王虎(ワンフー)は、一人息子・元(ユアン)を軍人として教育するが、元の心は大地に惹かれていた。

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【2006/11/03 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】ジェイン・エア
ジェイン・エア  突然だが、私は小学生の頃から、エミリー・ブロンテ『嵐が丘』のキャサリンとヒースクリフの恋愛が理想だと思っている。自分の周囲にキャサリンとヒースクリフがいたら、非常に迷惑だろうが(苦笑)。
 発表当時、『嵐が丘』は不評だったらしいが、エミリーの姉シャーロットの『ジェイン・エア』(岩波文庫)はベストセラーになったそうだ。で、初めて読んでみた。
 …………。
 当時の英国人と私とでは、きっと好みが違うんだ、うん。以下、ネタバレ注意。

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【2006/11/02 20:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】予告された殺人の記録
予告された殺人の記録  読むたびに、こういう小説を書けるようになりたいと思う。G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫)。

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【2004/09/28 20:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】二人がここにいる不思議
二人がここにいる不思議  レイ・ブラッドベリ『二人がここにいる不思議』(新潮文庫)。23篇を収めた短編集である。

 『生涯に一度の夜』
 『トインビー・コンベクター』
 『トラップドア』
 『オリエント急行、北へ』
 『十月の西』
 『最後のサーカス』
 『ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動』
 『二人がここにいる不思議』
 『さよなら、ラファイエット』
 『バンシー』
 『プロミセズ、プロミセズ』
 『恋心』
 『ご領主に乾杯、別れに乾杯!』
 『ときは六月、ある真夜中』
 『ゆるしの夜』
 『号令に合わせて』
 『かすかな棘』
 『気長な分割』
 『コンスタンスとご一緒に』
 『ジュニア』
 『墓石』
 『階段をのぼって』
 『ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ』

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【2004/08/05 21:00 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
【感想】不思議の国のアリス/鏡の国のアリス
不思議の国のアリス  BBSに「四月ウサギのティーパーティー」というタイトルをつけていることからも推察できるかもしれないが、私は割とアリスが好きだ。だがよく考えてみると、子供向けの簡単化された絵本みたいなのしか読んでないのである。一度ちゃんと読んでみようと思い立ち、昨秋、新潮文庫版の『不思議の国のアリス』(訳・矢川澄子)を買った。で、第一印象は……

 アリスって性格悪い。

 絵本ではそこまで描写されていなかったのだが、アリスは想像力豊か、言い換えると妄想が激しい女の子である。〈ワタシヲオノミ〉と書かれた瓶の薬を飲んで身体が縮退したり、ケーキを食べて巨大化したりするうちに「私は私じゃなくなっちゃったんじゃないか」と考え始める。じゃあ自分は誰になっちゃったんだろう、と知り合いの女の子の名前を何人か挙げてみるのだが、

「それから、メイベルってはずもないわ。だってあたしはこの通り、なんでも知ってるけれど、メイベルときたら、そうよ、あの子なんて、ほんとに何も知らないんだもの」

「あたし、やっぱりメイベルなんだ。これからは、あんなみすぼらしいちっちゃな家に住んで、ろくにあそぶおもちゃもなくて、そのうえ、いやってほど勉強しなくちゃならないなんて!」


 ――ね、性格悪いでしょ?

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【2003/08/20 21:30 】 | 感想海外文学 | コメント(0)
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