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【小話】祈願

 海と山に囲まれ、天然の要害である敵本拠地を攻めあぐねる包囲軍。率いる武将が岬で、
「我をここより渡らせたまえ!」
と祈って、太刀を海へ投げ入れた。すると、海中から龍神が現れる。
「お前が落としたのは、この金の太刀か、銀の太刀か、普通の太刀か」
 違う、そうじゃない。

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【2019/03/08 21:27 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】小豆

 嫁いだ妹が、実家の兄に見舞いを送りました。両端を紐で縛った袋入りの小豆を受け取った兄は、考えます。
「小豆……小豆洗おか人取って食おかショキショキ……つまり、この先の川には妖怪・小豆洗いが出るのか!」
 解釈はどうあれ、引き返した兄が難を逃れたので良かったです。

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【2019/03/07 21:25 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ロバ

 遊園地で飲んだり食べたり、楽しく遊んでいたピノキオ。しかし、周りの子供たちがどんどんロバになっていき、ピノキオ自身にも、ロバの耳としっぽが生えてしまいます。
「そうか! 床屋が穴を掘るあの王様も、遊び過ぎたから、ロバの耳が生えちゃったんだ!」
 それは誤解です。

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【2019/03/06 21:24 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】勧誘

 登校途中のピノキオに、狐と猫が声をかけました。
「学校なんか行かずに、見世物小屋へ行こうよ」
「君だったら、すぐにスターになれるぜ」
「えぇ、ステージに立つなら、見世物小屋より東京ドームがいいなぁ」  妙に望みが高かったおかげで、騙されて連れて行かれずに済みました。

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【2019/03/05 19:15 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】嘘吐

 見世物小屋で監禁されたピノキオ。助けに来た女神に、自分から小屋に来たことを隠し、
「学校に行く途中で捕まった」
と言います。
「え?」
 額の真ん中から、ユニコーンみたいな角が生えて伸びました。
「嘘をつくたびに、角の数が増えますよ」
 そんなトゲトゲのピノキオは嫌です。

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【2019/03/04 20:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蝶々

 鏡の中の世界に入り込んでしまったアリス。巨大な喋る蚊が、アリスにおかしな虫たちをいろいろ解説してくれます。
「そこを飛んでるのが、バタートーストの蝶々。羽はパンで、頭は角砂糖でできてる。そっちは、卓球ラケットの蝶々さ」
 『バタフライ』は卓球用品のブランドです。

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【2019/03/03 09:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】双子

 鏡の中の世界に入り込んでしまったアリス。森の中で、道標に従って歩いていきます。
「アナザー・ディメンション!」
「ゴールデン・トライアングル!」
 瓜二つな二人、双子座のサガとカノンが派手な兄弟喧嘩をしているのに遭遇しましたが、アリスは『聖闘士星矢』わかりません。

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【2019/03/02 20:31 】 | 小話 | コメント(0)
2019年2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:874
ナイス数:394


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【2019/03/02 10:09 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】茶会2

 アリスが三月ウサギの家に向かって歩いていくと、自宅の前の野外で、三月ウサギと帽子屋と眠りネズミが茶会を開いていました。
 船の積み荷の紅茶を、海に投げ込もうとしましたが、間違えて眠りネズミを放り投げます。アリスは七歳くらいですが、ボストン茶会わかるでしょうか。

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【2019/03/01 22:05 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】茶会

 アリスが三月ウサギの家に向かって歩いていくと、自宅の前の野外で、三月ウサギと帽子屋と眠りネズミが茶会を開いていました。
「お服加減はいかがですか」
「大変美味しゅうございます」
 一服するたびに次々隣の緋毛氈に移動しますが、実は茶を点てる側と飲む側の台詞が逆です。

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【2019/02/28 20:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】時計

 チックタック、チックタック。という音が聞こえて、フック船長は震え上がってしまいました。昔、船長の左腕を食べたワニの、体内から響く時計の音が大嫌いなのです。
「起きろ! ライダーチョップ!」
 おしゃべり目覚まし時計なので、仮面ライダーのことも嫌いになりそうです。

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【2019/02/27 21:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】拍手
「みんな、妖精を信じるなら拍手をして!」
 瀕死のティンカー・ベルを救うためピーター・パンが叫ぶと、パパパン、パパパン、パパパパパパパン! よく揃った三三七拍子が聞こえてきます。
 ピーター・パンが両手に扇子を持って応援し、無事ティンカー・ベルは元気になりました。

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【2019/02/26 21:44 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】小鳥

 御殿の庭で美しい声で鳴いていた小鳥を、皇帝は宮中に連れてきて愛でます。しかし、献上品の機械仕掛けの鳥の歌に夢中になっている間に、小鳥はどこかへ行ってしまいました。
 数年後、皇帝が重い病気で床に伏すと、白衣の天使が看病に来ました。それは違うナイチンゲールです。

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【2019/02/25 20:07 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】会議

 鼠が会議を開きました。
「誰が猫に鈴をつける?」
「お前行けよ」
「嫌だよ、何で俺が」
 他の鼠が手を上げました。
「いいよいいよ、俺が行くよ」
「いや俺が行くよ」
 流れで、さっき嫌がった鼠も手を上げます。
「じゃあ俺が……」
「「どうぞどうぞ!!」」
 全会一致で決まりました。

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【2019/02/24 18:06 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】替歌

 小3娘が学校で『パプリカ』という歌を覚えてきて、家で歌う。パプリカはピーマンの仲間なので、そこだけ替えてみた。
「ピーマン、花が咲いたら、晴れた空に種をまこう」
 ……パプリカのときは〝歌詞〟だったのに、ピーマンにした途端ただの農業になってしまうのは何故だろう。

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【2019/02/23 19:14 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】混入

 クリーニング店のマーク付き専用バッグにまとめておいた衣類(夫のコート、夫のジャケット、夫のワイシャツ)を持って、クリーニング店へ。
 店員さんが机の上で、丸まっていたジャケットを広げると、布地の間から「うまい棒」が出てきた。意味がわからない。ちなみにたこ焼味。

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【2019/02/22 18:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】馳走2

 狐が鶴を食事に招きましたが、平たい皿に盛ったスープを出したので、鶴は飲むことができません。
 後日、木に生った葡萄に手が届かない狐が
「どうせ酸っぱいに決まってる!」
と負け惜しみを言っていると、どこからともなく飛んできた鶴が、葡萄をくわえて飛び去っていきました。

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【2019/02/21 19:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】馳走

 狐が鶴を食事に招きましたが、平たい皿に盛ったスープを出したので、鶴は飲むことができません。
 今度は鶴が狐を招待し、細長い壷の底に肉を入れて出しました。狐は壷を持ち上げて、口の上で逆さまにし、落ちてきた肉を食べました。
「その手があったか!」
 鶴は悔しがりました。

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【2019/02/20 19:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】鏡像

 鏡の中の世界に入り込んでしまったアリス。たくさん走ってのどがカラカラの時に、赤の女王からボソボソのビスケットを貰い、断るのも失礼なので我慢して食べます。そして消化できず、お腹を壊しました。
 鏡の中なので、ビスケットの材料が鏡像体(光学異性体)だったようです。

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【2019/02/19 21:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】移行
「じんせいはーかみひこうきー」
 スーパー銭湯の脱衣場。扇風機の前で、幼稚園くらいの女の子が歌っていた。この曲、何だったっけなぁ……ああAKBか。
「かぜのーなかをーちからのかぎりー、ただーすすーむだけー、ワレワレハ、ウチュウジンダ」
 いきなり移行したので噴いた。

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【2019/02/18 08:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】観察

 人類の気づかぬうちに、既に地球を訪れている宇宙人。こっそり観察すると、一部の地域の人類には、宇宙人とのファーストコンタクトに対する共通イメージがあると判明。
 ならば、とそれに従い、回転するファンからの空気を口に当てながら名乗った。
「ワレワレハウチュウジンダ」

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【2019/02/17 19:06 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三矢
「ここに、三本の矢がある」
 父親が息子三人を呼び寄せると、彼らに三本の矢を一本ずつ渡して折らせた。ボキッ、ボキッ、
「何だコレ硬ェ!?」
「実は一本だけ材質が違う。このように、似たような外見でも中身が違うことがあるので、油断してはいけない」
 教訓の方向性が違った。

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【2019/02/16 22:06 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】遅刻
「遅刻する!」
 チョッキを着た白ウサギが、走りながら懐中時計を開いて時間を確認すると、穴にぴょんと飛び込みました。しばらくして、
「ウサギさんころりんすっとんとん」
と野太い歌声が聞こえてきます。何の巣だったのでしょうか。とりあえず、ウサギは遅刻すると思います。



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【2019/02/15 21:03 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】落物

 池から女神が現れて言った。
「あなたが落としたのは、この金のエンゼルですか、銀のエンゼルですか」
「銀です! それで5枚目なんです!」
「正直者のあなたに、金のエンゼルもあげましょう」
 乾かした金のエンゼルと銀のエンゼル5枚を森永に送り、玩具の缶詰を2個もらった。

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【2019/02/14 19:15 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ロバ

 ロバと犬と猫と鶏が、音楽隊になるため旅していると、道中すれ違った人間が言いました。
「せっかくロバがいるんだから、自分で歩かないで乗ればいいのに」
 それを聞いて、一行は相談します。
「僕ら、最終的にロバをかつがないといけないのかな」
「いやいやいや、無理でしょ!」

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【2019/02/13 21:36 】 | 小話 | コメント(0)
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