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【小話】灰色2

 灰色の脳細胞を口癖とする名探偵が、
「引退してカボチャの品種改良をするんだ」
と言って、田舎へと引っ越して行った。探偵と旧知のロンドンの刑事は、引っ越し先を管轄とする警察署に電話をかけた。
「次はそちらで、難事件が起きると思います」

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【2017/12/10 19:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】算数

 超兎好きの娘に毎日、兎尽くしで算数の問題を出さねばならない。
「兎の前足は指が5本ずつ、後ろ足は指が4本ずつあります(本当)。1匹の兎の指は、全部で何本でしょう?」
「わかんなーい!」
「前足が2本あるでしょ、後ろ足も2本でしょ、」
 たまに算数ではなく生物になる。

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【2017/12/09 21:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】灰色

 探偵が友人に提案した。
「我々は同じものを見た。一つ、私と君の灰色の脳細胞で、それぞれ事件の真相を考えてみないか」
 しばらくして、友人が言った。
「どうやら最近、私の脳細胞は色が変わったらしいな。何も思いつかない」
「そんな宇宙生物みたいな友を持った覚えはないよ」

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【2017/12/08 19:23 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】嫉妬

 学校の宿題で、娘が詩を音読している。
「サンタ、なんだ、どんなんだ、こどもにすかれてにこにこだ、サタンがひがんでかんかんだ」
 サタンは子供に好かれてはいけないのではなかろうか。

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【2017/12/07 18:52 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】風評

 学校の宿題で、娘が詩を音読している。
「サンタ、なんだ、どんなんだ、しごとはたったいちにちだ、あとはひるねでぶくぶくだ」
 サンタに対する熱い風評被害。

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【2017/12/06 18:30 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】注文2

 山奥で猟をしていた二人は、一軒の店に遭遇しました。こんな看板が出ています。
「当軒は注文の多い讃岐うどん店ですから、注文時に麺とだしの温度をご指定ください。『あつあつ』『あつひや』『ひやあつ』『ひやひや』」
 よく解らず、二人はとりあえず「あつあつ」にしました。

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【2017/12/05 08:31 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】注文

 山奥で猟をしていた二人は、一軒の店に遭遇しました。こんな看板が出ています。
「当軒は注文の多い博多拉麺店ですから、注文時に麺の堅さをご指定ください。『粉落とし』『ハリガネ』『バリカタ』『カタ』『普通』『やわ』『バリやわ』」
 意味が解らない、と二人は悩みました。

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【2017/12/04 19:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山梨4

 二匹の蟹の子が水の底で喋っています。
「クラムボンが笑ったよ」
「クラムボンがかぷかぷ笑ったよ」
「ハリセンボンは春菜とはるかだよ」
「そっち? 魚じゃないの?」
「バーボンは黒の組織だよ」
「名探偵コナンではそうだけど、普通は酒だよね?」

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【2017/12/03 20:28 】 | 小話 | コメント(0)
2017年11月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:3244
ナイス数:382


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【2017/12/03 00:52 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】山梨3

 二匹の蟹の子が水の底で喋っています。
「クラムボンが笑ったよ」
「クラムボンがかぷかぷ笑ったよ」
「ザボンは柑橘類だよ」
「ヘボンはローマ字だよ」
「リスボンはポルトガルだよ」
「カーボンは炭素だよ」
「カーナボンはツタンカーメンの墓発掘のときのスポンサーだよ」
「長っ」

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【2017/12/02 10:45 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山梨2

 二匹の蟹の子が水の底で喋っています。
「クラムボンが笑ったよ」
「クラムボンがへらへら笑ったよ」
「……そのクラムボンは、嫌だね」
「そうだね」
 蟹の子たちがまた喋ります。
「クラムボンが笑ったよ」
「クラムボンがにたにた笑ったよ」
「……そのクラムボンも嫌だね」
「うん」

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【2017/12/01 20:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山梨

 二匹の蟹の子が水の底で喋っています。
「クラムボンは笑ったよ」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」
「モランボンは焼肉のたれだよ」
「和三盆は砂糖だよ」
「セボンはトイレの芳香洗浄剤だよ」
「おぼん・こぼんは漫才コンビだよ」
 ボンのつく言葉を揃えるのはなかなか難しいです。

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【2017/11/30 18:52 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢治

 帰宅した娘が言った。
「学校で、みやざわけんじ読んだよ。でもママ知らないとおもう。男の子が、いろんなおしごとする話!」
「……『グスコーブドリの伝記』?」
「そうそれ!」
 そのヒントで我ながらよく当てたなー。賢治ファン歴20年超、本棚には新潮文庫5冊が並んでいる。

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【2017/11/29 18:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】オレ

 とある家に電話がかかってきて、住人の女性が受話器をとった。
「もしもし」
「あ、母さん? オレだよオレ」
「あらオレなの。どうしたの急に」
 その家の息子の名前がオレであり、そのままごく普通に会話が続いた。

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【2017/11/28 21:50 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ごん

 家の中を見ると、兵十はつぶやきました。
「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」
 一匹の小ぎつねが土間いっぱいに栗を並べて、デカデカと「ごん」という字を書いているところを目撃され、慌てて(自分じゃないよ)というフリをしていました。撃たなくてよかったです。

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【2017/11/27 21:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】算数2

 超兎好きの娘に毎日、兎尽くしで算数の問題を出さねばならない。
「兎が12匹います。2匹ずつ部屋に入れます。部屋は何個いる?」
「にろく12だから……6つ!」
「3匹ずつだったら?」
「さんし12だから、4つ!」
 割り算習ってないのに、兎のためだったら考える情熱凄い。

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【2017/11/26 21:37 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】外泊

 12月25日朝を一家全員ホテルで迎える。娘に言ってみた。
「今年はサンタさん、一日前か一日後に来るかもよ?」
「えー、サンタさん、ホテルにもきてくれるよ。まえも、プレゼントもってきてくれたもん!」
 今年サンタクロースに希望するプレゼントが、小さく軽いことを祈る。

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【2017/11/25 19:35 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】唐傘

 ため息をつく唐傘小僧に、仲間の妖怪が尋ねました。
「どうした?」
「この前、ゲームセンターを覗いたんだ」
「ああ」
「人間が遊んでた、ダンスゲームって奴が凄く楽しそうでさ……やってみたかったんだけど……」
「ああ、お前、一本足だもんな……」
 ダンスゲームは難しいです。

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【2017/11/24 20:35 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】忍恋
(誰にも言わずに隠してるつもりなんだけど、顔に出てるのかなぁ。人から「お前、好きなヤツいるだろ?」って訊かれちゃったよ)
と、知人が悩んでいる。
 実はそいつは「サトラレ」なので、心の中で考えている内容が周囲全員にモロバレなのだが、本人だけはその事実を知らない。

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【2017/11/23 12:23 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】算数
「白兎が11匹、黒兎が8匹います。どっちが何匹多い?」
「白うさぎが3びき!」
「合わせて何匹?」
「19ひき!」
「兎の耳は2本です。兎が4匹いたら、全部で何本?」
「にしが8本!」
 超兎好きの娘に毎日、全て兎で算数の問題を出さなければいけない苦行を強いられている。

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【2017/11/22 19:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】勧酒
「この盃を受けてくれ」
「おう」
「どうぞなみなみ注がせておくれ」
「おう」
「この盃を受けてくれ」
「……おう」
「どうぞなみなみ注がせておくれ」
「……わんこそばじゃないんだから、次から次へと際限なく注ぎ続けるな!」
 友に酒を勧めるにも、適切な量での制限が必要である。

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【2017/11/21 18:34 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】春日

 異国で、月を見上げた。故郷、春日の三笠山の上に出ていた月と同じなのだな、としんみりしていると、
「トゥース!」
 月が、ピンクのベストの芸人のようなことを言った。違うんだ、その春日じゃないんだ。
「ここ空いてますよ!」
 まだ何か言っていたが、無視して窓を閉めて寝た。

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【2017/11/20 18:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】伏字

 小二娘が、大きな声で歌っていた。
「おにーのナントカはいいナントカー、つよいぞーつよいぞー」
 どうやら、大きな声で「パンツ」という言葉を発してはいけない、という意識が芽生えたようだが、歌わないという選択はなかったらしい。伏せ字みたいで却ってオカシイぞ、その歌。

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【2017/11/19 11:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】椎茸

 朝、乗っていたバスが交差点で一旦停まり、開店前の(多分)お持ち帰り専門飲食店の窓に張られたお品書きが目に入った。
 「たこやき」「やきそば」「おにぎり」「しいたけ」……「しいたけ」って何だ。
 「やさい」……「やさい」? しかし、そこでバスが発車。物凄く気になる!

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【2017/11/18 23:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】名前
「ああロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」
「君のために改名しよう。今日から僕をデミオと呼んでくれ」
「……自動車みたいな名前ね」
「じゃあ民生(たみお)」
「奥田かしら?」
 ファーストネームだけ変えても、家同士の敵対関係に変わりはないので、何も解決していません。

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【2017/11/17 19:44 】 | 小話 | コメント(0)
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