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【小話】枕返2

 俺は枕返し。寝ている人間の頭の下から枕を抜いて、引っくり返す妖怪
「うがっ!」
 寝相の悪い子供から、膝蹴りをくらった。しばらく悶絶していたが、再び近づいて
「おぶっ!」
 エルボー。しかも、俺が抜く前に、子供は自分で枕を蹴飛ばしている。何だか凄く敗北した気分だ……。

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【2018/12/07 08:19 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】枕返

 俺は枕返し。寝ている人間の頭の下から枕を抜いて、引っくり返す妖怪だ。
 しかし近年は、抱き枕なる物が出回っているようで。細長い動物の縫いぐるみみたいな枕にしがみついている女の両手から、引っこ抜くのは結構大変なんだ……。
 商売上がったりだから、流行らせないでくれ!

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【2018/12/06 21:58 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】誤植

 熊本県の海には、アマビエという妖怪が出る。役人の前に現れ、豊作とその後の疫病の流行を予言したという。
 他に、熊本県には甘彦(アマビコ)、宮崎県には尼彦入道という妖怪が出て、やはり予言したという。アマビエは内心 (誰か誤植したな……) と思っている、かもしれない。

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【2018/12/05 21:58 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】予言

 熊本県の海には、アマビエという妖怪が出る。江戸時代、役人の前に現れ、
「これから6年豊作の後、疫病が流行るが、私の姿を写した絵があれば病を防ぐことができる」
と予言した。
 しかし、役人が描いた絵があまりにも酷くて病除け効果がなかった、というのは途中から嘘である。

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【2018/12/04 21:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】浦島2

 浦島太郎は子供達が苛めていた亀、と思いきや、首だけ坊主頭のおっさんで全身が亀という妖怪・海和尚を助けました。
「お礼に竜宮城へお連れしましょう」
「行けるの!?」
 しかし、竜宮城で舞い泳ぐ鯛や平目は全て人面魚。太郎は、
(来なくてもよかったかな……)
と思いました。

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【2018/12/03 18:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】語尾

 夕方帰宅すると、寝転んでテレビを見ながら、勝手に俺のポテトチップスの袋を開けて食ってる、着物姿の変なおっさんがいた。缶コーラまで飲んでやがる。
「誰だてめぇ」
 取っ捕まえて問い質すと、おっさんは答える。
「よ、妖怪ぬらりひょんだひょん」
 妙な語尾が余計に腹立つな。

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【2018/12/02 11:28 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】浦島

 浦島太郎が浜を歩いていると、子供達が何かを取り囲んでいました。
「こらこら、亀を苛めるのはおやめ」
 しかし輪の中心にいたのは、首だけ坊主頭のおっさんで、あとは全身が亀という不気味な見た目の妖怪・海和尚。太郎は
(これ、助けたほうがいいのかな……?)
と悩みました。

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【2018/12/01 21:33 】 | 小話 | コメント(0)
2018年11月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2445
ナイス数:467


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【2018/12/01 14:46 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】桐壺

 いづれの御時にか、帝の寵愛を一身に集めた更衣は桐壺です。
 自宅でオリジナル炭酸飲料を作れる炭酸製造器はキリツボです。
 海辺の岩にびっしりと貼り付いている甲殻類はフジツボです。
 漁師がタコを捕るために使う道具はタコツボです。
 そして、フィリピンの火山はピナツボです。

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【2018/11/30 18:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】満月

 とある栄華を極めた男が祝宴で、満月を見ながら言いました。
「この世界は、私の物のようだ。あの月に欠けたところがないように、私の意のままにならぬものはない」
「んちゃ!」
 しかし直後、メガネの女の子ロボットが月を割りました。意のままにならないものがあったようです。

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【2018/11/29 21:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】食指
「今期のアニメどう?」
「あんまり触手が動くのないんだよね」
 喫茶店の他の席の会話が聞こえてきた。
 それを言うなら食指だろ、と思いながら振り返ると、巨大なイソギンチャクみたいな謎生物2匹が座っていた。ならば確かに触手だが、彼らが喫茶店で何を注文したのか気になる。

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【2018/11/28 18:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】若布

 登校する娘を玄関まで見送って、居間に戻ってくると、つけたままだったテレビが言った。
「ワカメになるでしょう」
 ん? と思って画面を見ると天気予報中。ワカメが降ってくるとか、どんなファフロツキーズ現象だよ。
 多分、「にわか雨になるでしょう」の聞き間違いと思われる。

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【2018/11/27 08:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三年2
「ご主人様、『三年坂』の言い伝えをご存じですか」
「ああ、その坂で転んだら、三年以内にポックリ死ぬ、って奴だろ?」
「私、先程そこで転倒したのですが、あの坂には、時限装置付きのウィルスにでも感染させる機能があるのでしょうか」
「ロボットが非科学的な心配するな!」

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【2018/11/26 19:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】坊主

 鳥取県の海には、ぬるぬる坊主という妖怪が出る。海坊主の一種で、浜辺に人を見つけると寄ってきて、もたれかかる。かゆいから。
 ぬるぬるした体は掴んで引き剥がしづらいが、
「俺は水虫で足がかゆい」
と言うと、慌てて自分から離れて去っていく。というのは途中から嘘である。

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【2018/11/25 21:35 】 | 小話 | コメント(0)
班長日記17
・11/12(月)
 会長より、班員全戸に資源ゴミ回収案内書類配布依頼。

・11/13(火)
 資源ゴミ回収案内書類を全戸配布。

・11/19(月)
 会長より、班員全戸にしめ縄作り案内書類配布依頼。
 11/30(金)までに参加申込書回収、12/1(土)までに会長に提出。
 班長は参加必須

・11/23(金祝)
 しめ縄作り案内を全戸配布。

・11/24(土)
 資源ゴミ回収。
 8:30開始だが、回収ルート最後のため、収集車が来たのは9時過ぎ。


 12/9(日) 8:50~ しめ縄作り@Nセンター

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【2018/11/25 12:46 】 | 日記 | コメント(0)
【小話】三年
「『三年坂』の言い伝えって、知ってるか?」
 仲間に訊いてみた。
「ああ、その坂で転んだら、三年以内にポックリ死ぬ、って奴だろ?」
「俺さっき、そこで転んじゃったんだよ! どうしよう」
 俺が慌てると、冷静に仲間がなだめる。
「落ち着け。俺たちはゾンビだ。もう死んでる」

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【2018/11/24 21:35 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団扇2

 長者の娘の鼻が突然長く伸びた。医者にも原因が判らず困っていた折、訪ねてきた男が鼻の治療に成功し、娘の婿になった。
 数年後、昼寝中の夫にあおぐよう頼まれた妻。夫の物らしい羽団扇であおぐと、夫の鼻が伸びる!
「アンタ、これどういうこと!」
 妻は夫をげしげし踏んだ。

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【2018/11/23 21:34 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天狗5

 山で天狗に遭遇した。赤ら顔に長い鼻、山伏の格好で背中に翼、手に羽団扇を持っている。天狗が自慢した。
「これは、あおぐと鼻を伸ばしたり縮めたりできる羽団扇じゃ」
「機能が限定的すぎる。他に伸ばせるものないんですか?」
 手の人差し指を伸ばして、E.T.ごっこをした。

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【2018/11/22 18:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】隠蓑

 天狗を騙して、着ると姿を消すことができる不思議な隠れ蓑を手に入れた男。
(やったぜ。これがあれば、毎日タダ酒飲み放題だ)
 早速着込んで、ウキウキしながら酒屋へと向かいます。
「ワンワンワンワン!」
 番犬に吠えられ、慌てて逃げ帰りました。臭いも消せるとは言ってない。

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【2018/11/21 08:30 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団扇

 天狗を騙して、あおぐと鼻を伸ばしたり縮めたりできる不思議な羽団扇を手に入れた男。さて、コレで何をしようかと考え。
「そういやどこかに、鼻が長すぎて困ってる坊さんがいたな。いっちょ縮めてやるか」
 それすると、後世の文豪が短編小説を書くネタが一つ減るのでダメです。

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【2018/11/20 08:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天狗4

 山で天狗に遭遇した。赤ら顔に長い鼻、山伏の格好で背中に翼、手に羽団扇を持っている。
 天狗が自慢した。
「これは、あおぐと鼻を伸ばしたり縮めたりできる力を持つ羽団扇じゃ」
「じゃあ、自分の鼻も元に戻せばいいんじゃないですか?」
「……儂の鼻は、これが普通の長さじゃ」

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【2018/11/19 08:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天狗3

 日本全国の天狗が集まって、会合を開きました。一人が、言いにくそうに打ち明けます。
「実は……彦一という人間に騙され、隠れ蓑を巻き上げられてしまったのじゃ」
「何と! 実は儂も、彦八という男に、隠れ蓑を奪われ」
「お主もか! 儂は、吉四六に」
 天狗、騙されすぎです。

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【2018/11/18 10:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天狗2

 山で天狗に遭遇した。赤ら顔に長い鼻、山伏の格好で背中に翼、手に羽団扇を持っている。紛うことなき天狗だ。
 疑問に思うことがあったので、ちょっと訊いてみた。
「何回くらい嘘をつくと、鼻がそこまで伸びるんですか?」
「……西洋のおとぎ話の、木製人形と一緒にするでない」

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【2018/11/17 10:27 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】天狗

 天狗が住む山で彦一は、竹筒を目に当てて見るフリをしました。
「やあ京が見える大坂が見える。さすが千里鏡だ」
 飛べば実際に行ける天狗は動じません。
「やあ女湯が見える」
 これも天狗は、隠れ蓑で姿を消せば近づけます。
「やあ着物が透けて見える」
「何!?」
 食いつきました。

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【2018/11/16 20:06 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】消灯

 俺は火間虫(ひまむし)入道。人間が夜遅くまで仕事していると、油を舐めて灯りを消す妖怪だ。
 最近の人間は行灯を使わないので、新たな消灯スキルを身につけた。この、ブレーカーを落とせば
「うぎゃあああ、実行中のプログラムがぁっ!」
 灯り以外も消したようだが気にしない。

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【2018/11/15 08:45 】 | 小話 | コメント(0)
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