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【小話】手紙5

 劇の練習をする娘。手紙を一度も貰ったことがない、と悲しむガマ君に、蛙君が手紙を出す話だ。
「今、一日のうちのかなしい時なんだ」
 聞いていた父が
「悲しいときー」
と呟いたため、脳内で勝手に
「毎日玄関の前で待っていても、誰からも手紙が届かないときー」
と台詞が続いた。

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【2017/10/23 16:51 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】手紙4

 劇の練習をする娘。手紙を一度も貰ったことがない、と悲しむガマ君に、蛙君が手紙を出す話だ。
「毎日、ぼくのゆうびんうけは、空っぽさ」
 その台詞を聞くたびに、脳内で落語家が
「私の帰りの鞄には、若干の余裕がある」
と主張を始めるのだが、我ながら共通点あまりないと思う。

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【2017/10/22 18:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】手紙3

 劇の練習をする娘。手紙を一度も貰ったことがない、と悲しむガマ君に、蛙君が手紙を出す話だ。蛙君が蝸牛君に配達を頼んだ手紙を、二人で玄関で待つ。四日経った。
「かえるくんたち、げんかんでねるのかな?」
 娘が疑問を述べた。母は、蝸牛君が睡眠食事をとれているか心配だ。

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【2017/10/21 20:46 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】準備

 月末と来月初頭に連続で大仕事が来るため、準備が重なって、日々てんてこ舞いである。先日買ったばかりの可愛いハギレと、ダウンロードした人形服の無料型紙を眺めては、
「仕事が二つとも済んだら、新しいの作るんだ……」
と心の支えにしているが、まるで死亡フラグのようだ。

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【2017/10/20 18:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】手紙2
「今、ぼく、お手紙をまっているんだもの」
「きっと来るよ」
 劇の練習をする娘。手紙を一度も貰ったことがない、と悲しむガマ君に、蛙君が手紙を出す話だ。聞いていた父が口ずさんだ。
「来ーるー、きっと来るー」
 ソレ手紙じゃなくて、テレビの中から怖いお姉さんが来ると思う。

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【2017/10/19 09:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】手紙
「今、ぼく、お手紙をまっているんだもの」
「きっと来るよ」
 劇の練習をする娘。手紙を一度も貰ったことがない、と悲しむガマ君に、蛙君が手紙を出す話だ。
(昔、携帯電話持ってるのに誰からもかかってこない歌があったなー)
と思うが、娘が『携帯哀歌』など知ってるわけない。

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【2017/10/18 20:46 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】地味
「この子はねー、“じみじみもへじ”! じみがすきなんだよ!」
 娘がオリジナルもへじを開発している。
「つぎは、なに書こうかな」
「地味の反対は?」
「……みじ?」
 派手派手もへじは生まれなかった。

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【2017/10/17 21:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】来年

 鬼が印刷会社に就職した。その会社では、来年のカレンダーや手帳などを製造している。
「あっはっはっはっは!」
 勤務時間内、ひたすら笑い続けた鬼は、一日で仕事をクビになった。

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【2017/10/16 20:07 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】手形
「盛岡市の三ツ石神社には、鬼が『もうこの地方で暴れません』って約束の手形を残したという伝説の岩が今もあって、それが岩手とか不来方(こずかた、鬼が来ない)の地名の由来と言われてるんだよ!」
「へぇー、じゃあ東京も、どこかの山に鬼が」
「山手線は鬼関係ない」
 多分。

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【2017/10/15 15:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】in
「わんこいんらんち……?」
 飲食店の前に立っている幟を不思議そうに読む娘に、父が言った。
「料理の中に、犬が入ってるんだよ」
「もーパパ、おさらの上にワンちゃんがのってたら、食べられないでしょ!」
 ワンコinランチか! 小学生に、英語のinは分からないと思うんだ。

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【2017/10/14 18:08 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】洗濯

 鬼が外出したので、いない間に洗濯しよう、と溜まっていた衣類をまとめて洗濯機に放り込み、回し始めた。しかし、忘れ物でもしたのか、鬼が帰ってきてしまう。
「あっ、俺のパンツはアクロンで洗ってくれって言ったろ!?」
 なら自分で洗え。ところで虎皮は毛糸洗いでいいのか。

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【2017/10/13 18:07 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】投票

 投票所に行くと陶器の破片を渡され、
「やめさせたい人の名前を書いてください」
と指示された。古代ギリシャの陶片追放みたいだな。
 しかし、マジックで記入した破片を投票箱に入れると、中からガチャンという音。恐らく割れて読めなくなっていると思う。開票作業が大変そうだ。

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【2017/10/12 20:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】退出

 スーパーでオクラを買おうと手に取ると、オクラが他の野菜に言った。
「オクラらは今はまからむ」
 ……昔、古文で習ったな。確か、「私、オクラめは、今はもう退出しましょう」という意味だったと思うが、お前は山上憶良じゃないし、お前を待ってる妻も泣いてる子もいないだろ。

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【2017/10/11 09:37 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】人生

 娘が家で歌っていた。
「ニャン生はー紙ひこうきー、ニャがいのせてーとんでいくよー」
 AKB48がなぜ猫になった。
「ワン生はー紙ひこうきー、ワがいのせてーとんでいくよー」
 次は犬か。しかし、「人生」と「願い」の語以外は、猫化・犬化しないらしい。「ワがい」って何だ。

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【2017/10/10 23:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】北風
「ほら、あそこを歩いてる旅人が着ているマント。どっちがアレを脱がせることができるか、もう一度勝負しようぜ!」
 北風が太陽に持ち掛けました。
「やだよ」
 断る太陽。
「ここ南半球だもん。お前の風、温かいだろ?」
「バレたか」
 温風で脱がそう作戦は、実行できませんでした。

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【2017/10/09 21:35 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】縮尺

 ネットで見つけた型紙で、シルバニアファミリーの人形服を作ったので着せてみた。
 ……型紙通りに作ったのに、印刷時の縮尺でもおかしかったのか、ラララライとか踊り出しそうなピチピチタンクトップ姿のクマがそこにいる。
 おかしいな、「袖無しワンピース」のハズだったのに。

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【2017/10/08 22:34 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】勧誘

 今日は、父が西日本への出張から帰ってくる日。夕方、娘が歌っていた。
「パ、パ、はーやくこい」
 そんな蛍みたいなノリで呼ばれても。
「こっちのあーきはさーむいぞー」
 確かに寒いから間違ってないけれど、ソレ帰ってこないから。こっちに来たくなるような情報で勧誘しないと。

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【2017/10/07 22:33 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】月見

 中秋の名月が近づいてきて、日に日に膨らんでいく美しい月を見上げては、毎晩かぐや姫はため息をつきます。心配になったお爺さんお婆さんは尋ねました。
「かぐや姫や、どうしたのかね」
「……実は、早く月見団子を食べたくて、待ちきれないのです」
 食い意地のはった姫でした。

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【2017/10/06 23:32 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】低温

 ノーベル化学賞を受賞した科学者は、極低温下で試料を観察する、クライオ電子顕微鏡を開発したという。
 ……二十年近く、低温恒温槽をクライ-オスタットだと思っていたが、クライオ-スタットだったことに今気付いて、ノーベル賞全く関係ないところで地味に衝撃を受けている。

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【2017/10/05 20:15 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】LIGO

 ノーベル物理学賞を受賞した科学者は、米国のLIGO(ライゴ)で、ブラックホール同士の合体による重力波を観測したという。
「うぃっしゅ?」
「それはDAIGO」
「子猫ちゃん?」
「それは迷子」
「レーザー干渉計重力波観測所?」
「それは……って、解ってるじゃん!」

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【2017/10/04 18:14 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】時計

 ノーベル医学生理学賞を受賞した科学者は、ショウジョウバエの遺伝子を研究して、約一日周期の体内時計が働く仕組みを解明したという。チックタック。
 ……何やら時計の音が近づいてきたが、あれはワニの腹の中の目覚まし時計だ。俺はフック船長じゃないぞ。美味そうに見るな。

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【2017/10/03 20:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】握拳

 新撰組局長・近藤勇は、口に握り拳が入ったと言われている。尊敬する戦国武将・加藤清正が口に握り拳を入れる特技を持っていた、という逸話にあやかって習得したらしい。
 俺も憧れの近藤勇にあやかって、拳を口に入れる練習をあがががががが(はまって外れない、どうしよう)。

*****
 さとちんさんのお題、「拳」。

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【2017/10/02 19:11 】 | 小話 | コメント(0)
2017年9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1096
ナイス数:397


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【2017/10/02 09:54 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】鋏
「ジャンケン……」
 俺の手が「鋏」の形態をとろうとしたとき、相手が拳を握りかけているのが見えた。あれは「石」だ、このままでは負ける!
 俺は考えた。確かに鋏の刃では石を切れない。しかし、刃を開かず先端で突けば、石に刺さるのでは?
「ポン!」
 そして俺は突き指した。

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【2017/10/01 20:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】十日

 今から2200万年前の中新世初期、東アフリカの樹上に適応していた狭鼻猿類たちは、長い年月ののちに我々人類となった。
 それを思えば、小話2200話が実は十日も前に過ぎていて、今日は既に2210話だというのは、ほんのわずかな誤差である。……思いっきり忘れてたよ。

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【2017/09/30 10:47 】 | 小話 | コメント(0)
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