読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1607ページ ナイス数:365ナイス ![]() 『行動原理』『真心』程度の短さが、テーマが直球で読み易い。技術面にピンと来なくても、その装置を使うか否かで悩む人間心理は解る。『ルミナス』は、大企業を敵に回すストーリーにはのめり込めなかったが、異なる数学が存在する〈不備〉という概念は非常に魅力的。『決断者』うーん。『ふたりの距離』オチが皮肉……。『オラクル』最初は冗長に感じたが、討論会から急に面白くなり、読み終わると結局これが一番好き。表題作は、裏表紙の紹介を念頭に置きつつ読み始めて展開を想像したのと、大分違う話だった(他の分岐にはその子がいるのかと)。 読了日:1月5日 著者:グレッグイーガン ![]() TV界の有名人タヴァナーは、一夜にして皆に忘れ去られ、身分証明書も公的記録もない“存在しない男”になってしまう。ディック作品を読むのは2作目だが、『電気羊』も本書も展開が私の期待と異なる(面白くないわけではない)。多分、私のディックに対するイメージが間違っているのだろう。タヴァナーが有能な自信家で、異常を感じて即座に対処できるので、タヴァナー視点だとハラハラしない。国家的大陰謀を予想したが、様々な愛に関する感傷的な話だった。これはバックマンの物語。タヴァナーの存在が消えた理由そんなんでいいのか、とは思う。 読了日:1月9日 著者:フィリップ・K・ディック ![]() 遊学館。『風の又三郎』『雪渡り』『十力の金剛石』全て原作既読だが、『十力』全く内容覚えてなかった。でも一面に金剛石が降る場面、素晴らしかった。現在岩手居住なので、『又三郎』の雰囲気が前よりよくわかる。改めて読むと、たった12日間の物語なのか。『雪渡り』、招待されなかった兄さん達も、素直で良い子だと思う。 読了日:1月13日 著者:ますむらひろし ![]() 後輩所有。読み切り部分を読み進めるのが物凄く大変だった(どこから見ても両想いなのに遠回り過ぎ、とイライラした)が、猛男と大和のカップル成立した後は安心して読める。砂川姉がいいキャラだ。 読了日:1月30日 著者:アルコ ![]() 後輩所有。2巻で初めて、大和の下の名前、出た? 1巻で出てないよね。大和の誕生日のエピソード、珍しく砂川が見せた弱気と、猛男と砂川の友情がとても良い。 読了日:1月30日 著者:アルコ ![]() 後輩所有。猛男と大和がアクシデントでピクニックから帰れない間の、大和の友人たちの「友情の嘘」と盛り上がりっぷり(笑)。と、息子が彼女を連れてくるので、夜中に家を掃除する猛男母(山姥が包丁砥いでるみたいだった……)にウケた。 読了日:1月30日 著者:アルコ 読書メーター PR |
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