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【小話】魔王2
 夜、馬で走っているとき、息子が訊いた。
「お父さんお父さん、魔王が見えないの?」
 父が答えた。
「愛馬が黒王号で、最期に『わが生涯に一片の悔い無し!』と叫ぶ魔王なんて、どこにもいないだろ」
「それラオウ! しかも、世紀末覇王!」
 父も突っ込む魔王も、割と詳しかった。


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【2014/03/01 00:55 】 | 小話 | コメント(0)
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