うわさによると、小学校の二宮金治郎の銅像が、毎晩グラウンドを走っているらしい。 でも、足元がワラジでは走りにくそうなので、ぼくがもうはかないジョギングシューズを置いておいた。 次の日登校すると、ぼくの下駄箱の前で薪と本がピラミッドになっていた。笠地蔵みたいだ。
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