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【小話】密偵
 俺は警察の密偵(イヌ)だ。とある事件の捜査中、巻き込まれた異国の少女をやむなく保護した。
 家はどこだ、名前は、と尋ねても、子猫のように泣くばかり。言葉が解らないのだろう。
 俺は、迷子の娘を親元に帰してやることもできないのか。我が身の不甲斐無さに、一人慟哭した。


 密偵 / 密偵2

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【2011/11/12 01:19 】 | 小話 | コメント(0)
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