忍者ブログ
【小話】人間4
 闇に隠れて生きる三人組が、書店に行った。少年が、平台に置いてある太宰治の本の題を見て、
「合格したら、人間になれるのかな?」
と言う。
「合格って何に」
「試験?」
 三人で、レジ付近のTOEICの申込書などが置いてあるところを探したが、人間になる資格試験はなかった。


拍手[1回]

PR
【2014/11/14 06:48 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】人間5 | ホーム | 【小話】人間3>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>