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【小話】贈物
 東へと向かう列車に乗って、華やいだ街へ旅立った恋人から、都会の絵の具に染まって帰れない、という別れの知らせが来たの。
 最後の贈り物として、
「涙を拭く木綿のハンカチーフをください」
とお願いしたら、真っ赤なスカーフが届いたわ。
 恋人よ、それは『宇宙船艦ヤマト』よ。


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【2014/11/30 05:13 】 | 小話 | コメント(0)
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