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【小話】焚火
 北風がぴいぷう吹く寒い日。山茶花の咲く、垣根沿いの道を歩いていると、後ろから、足の生えた焚き火が全力で走ってきて、追い越していった。曲がり角で
「当たろうか!」
「当たろうよ!」
 交差する道から走り出てきた、食パンをくわえた別の焚き火と衝突。そんな当たり屋嫌だ。


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【2014/12/08 02:02 】 | 小話 | コメント(0)
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