読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2200ページ ナイス数:334ナイス ![]() シロ、落ち着きないけど忠犬で可愛い。童子ちゃん照れて可愛い。幼き日の芥子ちゃんモフモフ可愛い。魔女っ娘回の扉絵フィギュア、立体で見たい! ぜひ実体化を! 爺婆回の扉絵の白澤は、ラフな服装でも格好いいのに、本人のセンスは……(苦笑)。でもきっと、女の子へのプレゼントとして洋服見立てる場合は、絶対に外さないに違いない。鳥回扉絵の鬼灯様も素敵。冷静に猫を可愛がる態度を読み上げるパンダ、ブルボン王朝、「それはもはや『うっかりミスの多い大人』」「貴方に望みたいのは」、家電店員さんのド丁寧な回答と個人の感想が好きだ。 読了日:12月7日 著者:江口夏実 ![]() 新劇場版は未見。吹き出しで埋め尽くされたページ、ほとんど文字なのに物凄く怖い。でも僕は、それでももう一度君と手をつなぎたい。旧劇場版では、一応シンジ生き残ったけれど、今後この世界で生き続けていけるんだろうか? と心配になったものだ。この冬の世界は(一年中冬なわけでなくて、普通に四季があるのかな?)、どれくらい元の世界との連続性があるのか、誰が生きているのかわからないが、シンジ生きていけると思う。レイやミサトのことを忘れていたら淋しいけれど。貞本先生お疲れ様でした。著者自画像の「オメデトウ」にウケた(笑)。 読了日:12月7日 著者:貞本義行 ![]() 四歳娘が、幼稚園に来る絵本バス(移動図書館)で借りてきた。クリスマスイブ。母親が入院中でクリスマス準備が何もされていない家で、猫と鼠と蜘蛛が頑張る。「こんやはみんながなかよくするよる」ってのがいい。午後11時から1時間で、ミンスパイ50個作ってケーキ焼いて、森でモミの木とヒイラギとヤドリギ採ってきた猫すごい。読後に裏表紙見ると、良かったね、と思う。 読了日:12月12日 著者:アリソン・アトリー ![]() 幼稚園で『100かいだてのいえ』『ちか100かいだてのいえ』を読んで気に入った四歳娘が欲しがったので購入。海に落ちた人形のテンちゃんが、失くした服や帽子などを探して100階建ての家を降りていく。10階毎に違う生き物が住んでいて、テンちゃんと持ち物交換して、どんどんテンちゃんが最初と違う格好になって楽しい。最後、ちゃんと持ち主の女の子のところに帰れて良かったね。 読了日:12月12日 著者:いわいとしお ![]() 仙台駅BOOK EXPRESSで購入。四歳娘が、このシリーズのお姫様の出る話のみ好きで、最寄書店では買い尽くしてしまった(汗)。この内容、初見ではないがどこで読んだかな、多分グリムだよな、と思って調べたら、『柩のなかの王女と番兵』? 悪魔に願って授かった王女は、15歳になると悪魔の呪いで死んでしまう。でも、最終的に悪魔は丸損なんじゃないか、とちょっと思った。 読了日:12月17日 著者:照沼まりえ ![]() 海外篇が良かったので本書も購入。秋山瑞人『海原の用心棒』のためだけでも1120円+税の価値あると思う。伊藤典夫『インサイド・SFワールド(下)』エッセイ。オールディスは1作のみ既読、いろいろ読みたくなった。筒井康隆『上下左右』何だこれ(笑)。凄い発想。神林長平『幽かな効能、機能・効果・検出』シリーズ読みたいので書籍化してください。野尻抱介『素数の呼び声』研究機関はともかく研究者の消失は嫌だなぁ。桜坂洋『さいたまチェーンソー少女』文緒本人が、何事もなかったことにはできない、と認識していることに好感が持てる。 読了日:12月18日 著者: ![]() 知的障害を持つチャーリイは、天才になる手術を受けた。知能が上がるにつれ、周囲はみんな友達で優しいと思っていた世界は変貌する。チャーリイを創造した、と驕る教授。手術の前から自分は人間だった、とチャーリイは言う。「だれでも、なにかを軽蔑するもんじゃないですか」昔のチャーリイを蔑む者。彼を蔑まない者は、“チャーリイを蔑む者”を蔑むのだろうか。賢くなることで何かを失うとしても、それでも学びたいと思う。得たものを手放す後半はとにかく悲しい。再読の今回は、窓越しに眺めるチャーリイの姿が強く印象に残った。 読了日:12月25日 著者:ダニエルキイス ![]() 再読。私は長編『ノーストリリア』を最初に読んだ(それでも面白かった)が、他人にスミスを薦めるならばこの短篇集から。『星の海に魂の帆をかけた女』が一番好き。表題作のレイディ・メイ、匹敵する女はいないよね。スキャナー、光子帆船、平面航法、ピンライター、ゴー・キャプテン、貝殻船、ノーストリリア、ストルーン、〈人間の再発見〉。説明なしに頻出する謎の用語、人体とか洗脳とかの扱いに度肝を抜かれるが、妙に魅力的な〈人類補完機構〉の未来史を脳内で完成させたくなる。というわけで早川書房様、未邦訳短篇を全部出版してください。 読了日:12月29日 著者:コードウェイナー・スミス ![]() 夫実家。初京極作品。時代は終戦七年後。作家の関口は、奇妙な噂を旧友の古本屋主人・京極堂に持ち込む。二十箇月も妊娠している妊婦、密室から失踪したとされる婿養子。……とりあえず、関口も京極堂も変人ぽいのに、妻帯していることに驚いた(笑)。京極堂の妹・敦子、探偵の榎木津、木場刑事と強烈なキャラ揃い。ミステリとしては微妙(関口の主観に依存し過ぎ)で、裏表紙で絶賛されているほどの衝撃はないが、一見おどろおどろしい事件を科学の範疇で一応解決してくれるし、姑獲鳥(うぶめ)の解説など民俗学的蘊蓄は好みなので、続巻も読む。 読了日:12月31日 著者:京極夏彦 読書メーター PR |
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