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【小話】子泣
 儂は子泣き爺。赤子の声で泣き、石の様に重くなる妖怪である。
 然し、何時までも赤子の声で泣くのは芸が無い、少しは成長せねば為らんと、泣く練習に励んだ。
 結果、成長した声を出す術を身に付けたものの、只の年相応の声で泣く爺に為って仕舞った。其れは果たして妖怪なのか。


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【2015/04/06 06:48 】 | 小話 | コメント(0)
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