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【小話】砂掛
 ザントマンが来日した。夜になると人々の目の中に魔法の砂を投げ込み、眠らせるドイツ妖精だ。
「あなたは何のために、人々に砂を掛けるのですか」
 ザントマンが砂かけ婆に尋ねた。
「脅かしたいから」
「……それだけですか?」
「悪いか?」
 日本の妖怪は、目的がよく分からない。


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【2015/04/28 09:20 】 | 小話 | コメント(0)
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