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【小話】枕返2
 俺は枕返し。寝ている人の向きを変えたり、枕を動かしたりする妖怪だ。
 読書灯を点けたまま、推理小説に栞を挟んで男が寝落ちしていた。枕許で一晩で読破する俺。面白かったが、元の栞の位置がわからない。
 とりあえず、男の頭と足を逆にした。栞が外れたのは寝相が悪いせいだ。


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【2015/05/13 07:28 】 | 小話 | コメント(0)
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