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【小話】干支2
 神が言った。
「元旦早く挨拶に来た者トップ12を、一年ずつ年の代表にしてやろう」
 大晦日の夜、牛の背に乗っていた鼠は、神の御殿の門が開くと飛び降りて駆け込む。
「僕が一番!」
「いや、お主は二番じゃ」
「え」
 鼠の身体から跳ねたノミが先にゴールし、最初は蚤年となった。


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【2015/10/30 00:15 】 | 小話 | コメント(0)
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