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【小話】少女2
 空から少女が降ってくるのが見えたので、少年はまず親方に報告した。その後、受け止めようと両手を広げて待ち構えた。
 今、少女との距離は発見時の半分。また半分。また半分。また半分。
 永遠に半分になり続け、少年は決して少女を受け止められない。そんなパラドックスは嫌だ。


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【2015/11/16 00:01 】 | 小話 | コメント(0)
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