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【小話】笠売
 大晦日。正月準備の餅などを買うために、編んだ笠を町へ売りに行ったお爺さん。
「笠はいかが」
 しかし、一つも売れず、家に帰ってきました。
「婆さんや、この笠に火を着けたら、ご馳走の映像が見えるんじゃないかね」
「翌朝、二人して冷たくなってそうだから、やめましょうや」


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【2016/01/12 00:02 】 | 小話 | コメント(0)
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