忍者ブログ
【小話】上向
 上を向いて歩いていたら、足元の段差に躓いて転び、手もつけずに顔面を強く打った。痛い。涙がこぼれた。おまけに鼻血も出た。
 周囲の人達に注目されたが、
「大丈夫です!」
とシャキッと立ち上がり、人気のないところまで逃げたあと、泣きながら歩いて帰った。一人ぽっちの夜。


拍手[0回]

PR
【2016/03/19 08:57 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】上向2 | ホーム | 【小話】呪文>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>