読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2341ページ ナイス数:264ナイス ![]() 原作もTVアニメも知らなかったが、後輩が全4巻貸してくれた。ウィルス性の寄生生物「ガストレア」に敗北して10年、人類は結界の中に立て籠もる。結界内に侵入したガストレアと戦うのは、2人1組の戦闘員『民間警備会社』。主人公・里見蓮太郎は学生、相棒の藍原延珠は幼女、社長の天童木更も学生。ガストレアやイニシエーターの設定は理解できるが、主要キャラや天童家の人間関係がよくわからん(汗)。原作やアニメの絵とは全く違うらしいが、『呪われた子どもたち』絡みの描写がエグいので、これくらい可愛らしい絵で中和されて良いのかも。 読了日:4月1日 著者:もりのほん ![]() 職場本棚。対話篇の題は相手の名前。涜神罪で訴えられたソクラテス。『エウチュプロン−敬虔について−』役所前で、呼び出されたソクラテスと知人の対話。一神教ではないから、“神に好まれるもの”は神によって違うという論理展開ができるんだなぁ。『ソクラテスの弁明』法廷での弁論。『クリトン−なすべきことについて−』死刑判決後、脱獄をすすめに来た知人との対話。国法を守ると合意し法に守られて長年暮らし、国外追放を選ばず死刑となった。今なぜ法を破る(脱獄する)のか、と拒否。確かに法に則った裁判での結果だが、誤審はないのかな。 読了日:4月2日 著者:プラトン ![]() 後輩所有。人類を護るためガストレアと戦う、『呪われた子どもたち』であるイニシエーターと相棒プロモーター。イニシエーターは切り札だが、一般人にとって『呪われた子どもたち』は排斥したい対象。里見蓮太郎は、藍原延珠を普通の子として小学校に通わせるが。立場は複雑だね……。天童家の内部事情はまだ良くわからん。蛭子影胤はザ・敵役って感じで、中二病的な台詞がカッコよくはまる。戦う幼女とその相棒の関係、何かを連想するなぁとしばらく考えてたんだが、『ガンスリンガーガール』だ!(注:漫画1冊読んだだけなので、詳細は知らない) 読了日:4月13日 著者:もりのほん ![]() 後輩所有。この表紙(裏表紙と続き絵)いいな。蛭子影胤は、『七星の遺産』で東京壊滅を目論む。民警たちは止められるか。1000番台ペア伊熊将監の相棒、前巻から出てはいたが名前判明。千寿夏世ちゃん可愛い。裏表紙は伊熊・千寿ペア。1巻で国際機関が定めた里見・藍原ペアの序列は12万ちょいと言っていたが、つまりイニシエーターとして活動している『呪われた子どもたち』が全世界で12万以上いるということかな? 東京だけだともっと少ないよね? 蓮太郎の過去、そして。この血湧き肉躍るラスト、これは急いで次巻に進まざるを得ない。 読了日:4月14日 著者:もりのほん ![]() 敵国でも高額で闇取引されるカエアン製衣裳。難破宇宙船の積荷を奪取しに行ったペデル・フォーバースは素晴らしいスーツを見つけるが、それが彼の人生を左右する。宇宙服とかでなく背広。昔、文庫本の巻末広告ページで見た旧版の表紙絵の意味が今頃わかったよ! 衣裳が着用者の精神に影響を与える独自の服飾芸術が発展した理由、謎の素材。ベイリーは約20年前に『時間衝突』既読だが、コレのほうが面白いな。トンデモ設定のようで、読了するとちゃんと説明に筋が通っている。一番インパクトあるヤクザ坊主が本筋に全く関係ないのが凄い(笑)。 読了日:4月17日 著者:バリントン・J・ベイリー ![]() 後輩所有。現在の世界に排除される対象である自分たちが存在する理由を作るため、再び戦争を起こしたい影胤。彼が護りたいものは自身と娘しかないが、蓮太郎はそうではないから、同じ立場であっても主張は受け入れられない。影胤を退けても間に合わず、東京にガストレア『ステージV』が迫るが。漫画完結、これで原作1巻分くらいかな。夏世ちゃん……。『七星の遺産』の意味や天童木更の両親が死んだ事情など、ここまでではまだ明かされていない謎が残っているが面白かった。現状維持ではなく、この世界を本当に救うにはどうしたらいいんだろうね? 読了日:4月17日 著者:もりのほん ![]() 後輩所有。小説未読、昔の映画2本は劇場で観た。TVアニメ未見。映画1の主要6人は結城さんのキャラクターデザインの印象が残っていた(他キャラはほぼ忘れた)ので、当初ダリューンに違和感があったが、読み始めてしまえば問題なかった。そうそう、そういやお母さん超美女だったね。映画は小説1巻と2巻を各1時間に押し込んだので、今思えば相当エピソード削ったのだろうなー。アルスラーン11歳なんて知らないわ、と思っていたら、巻末対談によると第一話丸々、漫画独自エピソードだった。アトロパテネの戦闘シーンが迫力あって素晴らしい。 読了日:4月19日 著者:荒川弘 ![]() 後輩所有。アトロパテネでの大敗北から落ち延びたアルスラーン王子とダリューンは、ダリューンの旧友ナルサスを訪ねるが。映画でこんな場面あったあった、と懐かしい。一矢で射抜くギーヴとか、褒美を減らす王妃とか。「宮廷画家」は名場面だね(笑)。エラムのあの表情、主の絵の善し悪しに言及する気はないが、やっぱり下手だと思ってたんだ(笑)。エラムって、最初はこんなに王子につんけんしてたっけか。しかし2巻の印象は、概ねギーヴが持ってった。落城する王都エクバターナ。いろいろ酷いこと起きてるけど、やっぱり戦闘シーンが迫力ある。 読了日:4月20日 著者:荒川弘 ![]() 後輩から借りたのは3巻までだが、原作1巻分だったからちょうどキリがいい。アルスラーンを誘き出して討とうとする、裏切り者カーラーンの軍千人。少人数のアルスラーン達は、ナルサスの計略で迎え撃つ。そういやナルサス本人も強いんだよね、忘れてた。6人目のファランギース登場。女装するとモテるエラムとか、「絶世の美女」とか、昔の映画を思い出して懐かしい。1巻第1章が漫画独自エピソードということは、3巻で再登場した少年兵エトワールは今後も漫画オリジナル設定付きで話が進むわけで、どういう風にアルスラーンと絡んでいくのかな。 読了日:4月22日 著者:荒川弘 ![]() 後輩所有。セナンクル・アイランドに引っ越してきた全身義体の少女・七転福音(ナナコロビ・ネネ)。上陸早々、島で起きた大爆発に、船で出逢った女性実業家ウザル・デリラや少女クラリオンとともに対処することに。事件の背景をよく掴めないうちに、あれよあれよと事態が進行するが、クラりんが可愛いからまぁいいや(笑)。なぜ猫耳、なぜメイド服、なぜそんなところに手を突っ込まねばいけないのか。ウザルの趣味か(笑)。ぶっつけ本番の割にはネネもいろいろと適性があるようで、義体制御アプリケーションで銃器をぶっ放すシーンはカッコいい。 読了日:4月23日 著者:六道神士 ![]() 後輩所有。巨大自立型掘削機ブエル暴走事件に決着。コンソールの造形もおかしいが中央制御ユニットもおかしい。ネネは、彼女を島に引き取ってくれた崑崙八仙拓美(コロバセ・タクミ)の許で、クラリオンとともに新生活を始める。クラりん可愛いしウザルさん美人。登場人物紹介で、やっと1巻でのウザルと部下バニー達の関係を理解(笑)。めげない地獄生還アイドルの行く末が気になってきた。末尾のパンドラジオ、私の1巻感想と全く同じ疑問が書いてあった(笑)。そして、士郎正宗の原案通りのキャラだったら、全く別物の話になってただろうなぁ。 読了日:4月25日 著者:六道神士 ![]() 後輩から借りたのは3巻まで。事故(?)で全身義体になったネネは、技能アプリケーションを使用することで、短時間限定ながら各種のエキスパートになれる。「ひとのちからを自分のためにつかうのはずるいよね」「最初からネネのものはどこからどこまでだ?」「………うん…そっか…全部わたしのじゃないや」能力も、身体も。「だからわたしちょっとだけずるいんだよ」可愛い絵なのに重いテーマ。だが、他人を救いたいとき、「持っているちからを使わないのは公正か?」この話好きだ。お仕事見学回、阪華精機って『攻殻機動隊』でも見た企業名だな。 読了日:4月27日 著者:六道神士 読書メーター PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |