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【小話】白妙
 真っ青な空の下、近くの山の辺りにたくさんの白い布が干されて、はたはた風に翻っている。ああ、まるで百人一首の世界だな、春が過ぎて夏が来たんだなぁ。
 としみじみ眺めていたら、布が一斉に飛び立った。一反木綿の全国集会だった。
 それはそれで大事件だが、俺の感慨を返せ。


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【2016/07/01 07:56 】 | 小話 | コメント(0)
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