黴菌男は考えた。餡パン男をどれだけ弱らせても、頭部を交換すると元気百倍になってしまう。 ならば事前に頭部の供給を断て。窓からパン工場を覗くと、工場長が焼いていたのは、黴菌男の顔の形のパン。 まさか自分も交換可能な存在だったのか、と恐怖に襲われた黴菌男は逃げた。
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