忍者ブログ
【小話】卵男

 ハンプティ・ダンプティが、座っていた塀から落ちて割れた。王様の馬や家来をみんな集めても、元には戻せない。
「どうしよう」
 家来たちは相談し、
「……なかったことにしよう」
「ちょ、待っ」
 粉々にして埋めた。粉砕する前に卵の破片が何か言っていたのは、きっと気のせいだ。

拍手[0回]

PR
【2017/01/08 17:21 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】焚火 | ホーム | 【小話】干支2>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>