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【小話】蛙王

 お気に入りの金の鞠を泉の中に落としてしまった姫が泣いていると、蛙が現れた。
「友達にしてくれるなら拾ってこよう」
「するから、拾ってきて」
 泉に潜った蛙は、くわえてきた鞠を姫に見せて言った。
「あなたが落としたのは、この金の鞠ですか」
 その通りだが、それは違う話だ。

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【2017/01/28 15:33 】 | 小話 | コメント(0)
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