忍者ブログ
【小話】月見

 中秋の名月が近づいてきて、日に日に膨らんでいく美しい月を見上げては、毎晩かぐや姫はため息をつきます。心配になったお爺さんお婆さんは尋ねました。
「かぐや姫や、どうしたのかね」
「……実は、早く月見団子を食べたくて、待ちきれないのです」
 食い意地のはった姫でした。

拍手[0回]

PR
【2017/10/06 23:32 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】勧誘 | ホーム | 【小話】低温>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>