大晦日。町で何も売れなかったお爺さんが山の家へと帰る途中、六体のお地蔵様が雪をかぶっているのを見かけました。「こんなものしかありませんが」 お爺さんはお地蔵様の雪を払うと、売れ残りの藁靴を強引にお地蔵様の頭にかぶせます。丈の高いリーゼントみたいになりました。
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