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【小話】因幡2

 大国主は、海辺でしくしく泣く兎に声をかけた。
「どうしたんだい?」
「並んだサメの背中をジャンプして数えたら百頭いたんです。『丈夫な物置に乗ってみて』と頼んだら、サメたちに『自分の仲間に頼め』と断られて。ぼっちなのに」
「……まぁ、サメは陸に上がれないからなぁ」

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【2019/05/24 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
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