読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4070ページ ナイス数:53ナイス ![]() 『Yedo』のみ既読で、ギャグ話と思っていたが、全体像の中だとこう見えるのか、と新鮮。本書の前半の話も、最後まで知った上で再読すると新たな面に気付けそう。ビンゲンのヒルデガルド他、巨大知性体の名前の元ネタが解ると、少しは理解できる? 難解だけれど、その「わからなさ」に浸かるのが面白い。あらすじ説明しろと言われると困る。 読了日:03月02日 著者:円城 塔 ![]() 夫所有。『古事記伝』って「宗教」なんだな! 本居宣長の「絶対神信仰」から平田篤胤の「幽冥界」まで、神道(と国学)の思想の流れはエキサイティング。他、アイヌの歴史、幕末外交。最後の「江戸文明」の評価も、目から鱗で面白い。 読了日:03月02日 著者:井沢 元彦 ![]() 娘の保育園で雛祭りに貰ったミニ絵本で読んだので、オリジナルとは縦横比が違うかも。アリーの最後の言い訳が良いなぁ(笑)。 読了日:03月05日 著者:みやにし たつや ![]() 詩集と知らずに、エンデの絵本というだけで即購入。装丁と、シュレーダーの絵がとにかく美しい。光瀬龍『百億の昼と千億の夜』読書中のため、表題作の〈よせてはかえす波の中〉のフレーズにどきっとした。一番好きなのは『道標』。 読了日:03月09日 著者:ミヒャエル・エンデ ![]() 解説=押井守に釣られて購入。第一章は、どうしようかと思った……。第二章で人間が出てきて、やっと読み易くなった。個人的に阿修羅王は、映画『風の大陸』ラクシのイメージだ。弥勒の救済の真の意味。イエスの役割。面白かった。寄せてはかえし、寄せてはかえし、がしばらく耳から離れそうにない。 読了日:03月10日 著者:光瀬 龍 ![]() 読んでいて、何故か『華氏451度』が脳裏をよぎる。連行された辺りで、「ここはどこ、私は誰」的展開を期待したら、違った。倫理のような話だった。人間とアンドロイドの境界。クモのシーンはアンドロイドの異質さが際立って、ゾッとする。リックの動物に対する執心に節操がないというか、生きていれば何でもいいのか。特定の個体に愛着を抱くことなどないのでは、と思ってしまった。 読了日:03月12日 著者:フィリップ・K・ディック ![]() 後輩より借用。はやぶさが当初はサンプルだけ地球に落として離脱予定だったとか、ミネルバとか、知らなかったことが沢山あった。かぐやはきっと、人類が再び月面に降り立った時に再会できる筈。分野は違うが研究者の端くれとして、所々、物凄く解る(泣)。頑張れ、はやぶさ2。 読了日:03月20日 著者:オレンジゼリー ![]() 再読。夫所有。私はムギちゃんが大好きだ。 読了日:03月21日 著者:かきふらい ![]() 再読、夫所有。あずにゃん登場。ギー太命名。けいおんキャラは、適度にムニムニしていて可愛いね。 読了日:03月21日 著者:かきふらい ![]() 再読、夫所有。初読時、生徒会長エピソードで初めて、ここが女子校と気づいた鈍い私……。幼稚園児の唯可愛い。ムギちゃんの休日が好き。 読了日:03月21日 著者:かきふらい ![]() プリースト『限りなき夏』のみ既読。チャン『商人と錬金術師の門』は流石。ショウ『去りにし日々の光』スロー・ガラスの設定と、余韻が素晴らしい。ルポフ『12:01PM』は怖い。個人的には、起きたことは変えられない(確定していない隙間での挽回を狙う)時間SFが好みだが、変えられる話のほうが希望があるのだろうか。 読了日:03月22日 著者:テッド・チャン,クリストファー・プリースト,リチャード・A・ルポフ,ソムトウ・スチャリトクル,F・M・バズビイ,イアン・ワトスン,ロベルト・クアリア,ボブ・ショウ,ジョージ・アレック・エフィンジャー,ロバート・シルヴァーバーグ,シオドア・スタージョン,デイヴィッド・I・マッスン,H・ビーム・パイパー ![]() 夫所有。タイトルがダークネスであることに納得した、ヤミの物語。もし、もっと人間兵器だった頃に再会していたら、どう反応していただろう、と考える。ところで、発育が悪いのは睡眠不足が原因ではなかろうか。 読了日:03月26日 著者:矢吹 健太朗 ![]() 絵柄は可愛いのに、22頁の川の場面が恐ろしい。初読は夫と交際する前だったが、夫の祖父が被爆者と知って再読すると、また別の面が見える。原爆は忘れてはならないが、最後まで読んで感じるのは、今生きている人間は、これからも生きて、幸せになって良いのだ、ということだ。 読了日:03月27日 著者:こうの 史代 ![]() 再読。旧1巻とコレを所有、新1巻は2巻が出るなら購入検討する……。三人が大金を必要とする事情は気になるので、いつか続きが出たら嬉しい。 読了日:03月27日 著者:峰倉 かずや ![]() 職場本棚。1983年、ソ連領空で民間機が撃墜されサハリン沖に墜落、269人が死亡した。重要情報を掴んだ日米はそれぞれ対ソ戦略を固め、「ソ連に“撃墜”の事実を認めさせる」という獲得目標に向けて動き出す。国連を舞台とした、ソ連非難の劇的なビデオ・ショウ。日米の協力と温度差。国益と国民感情の兼ね合い。当時6歳で記憶にない事件だが、読み始めると止まらない。 読了日:03月29日 著者:柳田 邦男 ![]() 職場本棚。大韓機は何故、コースを逸脱したのか。撃墜という結末と、ブラック・ボックスを捜索できない点を除けば、大韓機の足取りを追う調査手法は、通常の事故と同じだろう。一所懸命やっていたのにどこかに落とし穴があって事故になる、ヒューマン・エラー。迷路をくぐり抜けるようなミスの連鎖。真相に迫る過程は、ミステリのようだ。しかし、ソ連が回収したらしきブラック・ボックスのデータが公表されない限り、謎解きの決定的な正解は出ない。 読了日:03月31日 著者:柳田 邦男 読書メーター PR |
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