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【小話】疾走

 自分の身代わりにした親友を、処刑させるわけにはいかぬ。日没間近。メロスは、今や何も身に付けていないことも気付かぬほど必死に走った。
「君は何を閃いたのかね?」
 横を見ると、数学者が全裸で並走していた。早めに入った風呂で、浴槽から溢れる水を見て飛び出したらしい。

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【2019/12/11 06:48 】 | 小話 | コメント(0)
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