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2012年4月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4889ページ
ナイス数:53ナイス

撃墜―大韓航空機事件〈下〉 (講談社文庫)撃墜―大韓航空機事件〈下〉 (講談社文庫)
職場本棚。上中と下は単行本時は別の本だったため、説明に重複が多い。レーダーデータの章、公表された計器の数値に誤りはなくとも、測定方法や誤差を理解していないと解釈を間違える、という現実。大韓機スパイ説よりも、INS(慣性航法装置)の研究による航法ミス説の検証のほうが手に汗握る。いつか小山巌『ボイスレコーダー撃墜の証言 大韓航空機事件15年目の真実』も読みたい。
読了日:04月01日 著者:柳田 邦男

なのはな (コミックス単行本)なのはな (コミックス単行本)
ナホみたいな子は、たくさんいるのだろう。菜穂と書くと、勝手に信じている。電車内でママを探す子に目が行くなぁ……。プルート夫人やサロメの絵は素晴らしく美しい。核物質三部作、納得できないモヤモヤする部分があって絶賛はしないが、一読の価値はある。モヤモヤの正体を解明するために、もう少し考えてみよう。
読了日:04月02日 著者:萩尾 望都

続・マッハの恐怖 (新潮文庫)続・マッハの恐怖 (新潮文庫)
職場本棚。『マッハの恐怖』未読だが、扱う事故が異なるので読むのに支障はない。1971年函館『ばんだい号』墜落。翌年ニューデリーとモスクワの日航機連続事故。事故調査の個々の過程は科学的・合理的なのに、報告書を纏める段になると、何で机上の作文になるのか……。事故も怖いが、組織の論理も怖い。パイロットの個人的なミスに原因を押し付けても、今後の安全には繋がらない。ミスだとしても、ミスを誘発した外的要因を解明して改善しないと、という警告。
読了日:04月06日 著者:柳田 邦男

宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった (PHP文庫)宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった (PHP文庫)
職場本棚。1991年に発行された理論面に、2001年当時最新の観測状況を追加して(第五章)文庫化。第五章目当てに読み始めたが、宇宙論発展の歴史的経緯や、名前だけ知っていた物理・天文学者の裏話(ルメートルが神父とか、ハッブルが元弁護士とか)が面白い。但し、この本だけ読んで宇宙論理解できるかと問われたら、無理だと思う(汗)。
読了日:04月08日 著者:佐藤 勝彦

HUNTER×HUNTER 30 (ジャンプコミックス)HUNTER×HUNTER 30 (ジャンプコミックス)
これを全部見届けたパームの心情を思うと、辛いなぁ……。多分、王も最後、視力ないよね。暗闇の中での会話。『聖戦記エルナサーガ』のエイリークとシグルーンの結末を思い出した。
読了日:04月08日 著者:冨樫 義博

同級生 上  My First Casual同級生 上 My First Casual
歯科待合室。大学卒業して新社会人になると、1〜2年で精神年齢が急に大人になるんだな。杏子は登場時の印象よりしっかりした子で、ちなみは逆に思ったより脆い。
読了日:04月14日 著者:柴門 ふみ

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
読了してテレビを見たら、アフガニスタンで日本大使館にロケット弾が着弾していた。妻子を失ったあとのポールにとって、「われわれの世界」に含まれるのはどこなのか。ウィリアムズが一番気の毒だと思う。とりあえず、『ハーモニー』を買うことは確定。ポールもルツィアもウィリアムズも何かを選択したが、最後のクラヴィスが“選択した”とは思えない。現実逃避の壮大な無理心中に見える。自分がル・グィンのオメラスに住んでいると気づいたとき、何もしないのか、そこから立ち去るのか、街に爆弾を投げ込むのか、みたいなことを考える。
読了日:04月16日 著者:伊藤 計劃

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
確かにこれは、『虐殺器官』と対の話。国家の命令で動いていた『虐殺』と違い、あくまで個人の意志で動くトァンが気持ち良かった。『虐殺』→本書の順で読んで、自分には正解だったと思う。私はこちらのほうが好き。『虐殺』もそうだが、犯人の動機が予想外で、しかし納得できてスケールが大きく、素晴らしい。読書中はコードウェイナー・スミスの管理社会を連想し、読後はエヴァの〈人類補完計画〉を思い出した。あと『ブラッド・ミュージック』。欲を言えば、次の長編、この後の世界を見たかった。余談、「ただの人間には」に噴いた。
読了日:04月19日 著者:伊藤 計劃

ローワンと魔法の地図  (リンの谷のローワン 1)ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)
再読。読んでいる私の心がヒリヒリするくらい、ローワンの立場が気の毒。内気で臆病で、母からも(愛されてはいるけれど)勇敢さを期待されていない少年が、村の危機を救うため旅立たねばならない。村は一枚岩ではなく、大人たちは皮肉を言い合い、ローワンを見下す。だが弱いローワンが、誰よりも強いのだ。嫌な人間関係のリアルさで、私が一番好きなファンタジー。
読了日:04月23日 著者:エミリー ロッダ

ジャッカルの日 (角川文庫)ジャッカルの日 (角川文庫)
再読、職場本棚。アルジェリア独立云々の時代背景に疎いので、仏大統領ドゴールがそうまで狙われる理由がピンと来ず、冒頭部分は読みづらかった。が、暗殺者が登場してからは面白い。暗殺者も追跡側も基本的に有能で職務に忠実なので、プロ同士の真剣勝負を安心して楽しめる。再読して気付いたが、追跡側の立役者ルベル警視の登場、案外遅い。
読了日:04月25日 著者:フレデリック・フォーサイス

密告 (講談社文庫)密告 (講談社文庫)
職場本棚。警察内部で密告者と疑われ、自ら事情を調べ始めた萱野の立場が、どんどん悪くなっていく。先が気になって一晩で読んでしまった。社会的には解決したが、心理的には全然救われない。女性陣が面倒くさい……。
読了日:04月26日 著者:真保 裕一

航空事故調査官航空事故調査官
職場本棚。実際の中華航空機墜落事故を基にした小説。自分は1996年当時高3で、本書でも言及される同年のセナF1事故やビートたけしバイク事故は覚えているのに、この名古屋空港事故の記憶が皆無……。面白かったが、あくまで小説であり、文章で専門用語の説明はあるものの図解は一切なし。最近『続マッハの恐怖』を読んでいなければ、挫折していたと思う。主人公は新聞記者だが、最後まで読んでタイトルに納得した。墜落原因、特に操縦士がミスを犯してしまう心理を追及するが、この副操縦士が追い込まれた袋小路を思うと、物凄く嫌だ。
読了日:04月27日 著者:鳴海 章

ミノタウロス〈上〉 (講談社文庫)ミノタウロス〈上〉 (講談社文庫)
職場本棚。米海軍の英雄ジェイク・グラフトン大佐は、新型ステルス機開発計画の責任者を命じられた。前任者は不審死し、国防総省にはソ連のスパイが入り込んでいる。“ミノタウロス”とは何者か。前作(彼が英雄となった事件)があると思われるが、未読でも問題なさそう。ステルスの原理の根幹は一文で説明できるほど簡潔だが、実現は大変だろうなぁ。
読了日:04月29日 著者:スティーブン クーンツ

ミノタウロス〈下〉 (講談社文庫)ミノタウロス〈下〉 (講談社文庫)
職場本棚。ステルス試作機段階と実験段階と2計画同時進行で、どちらも情報戦。スパイ物は、誰がどういう立場で何をしたのか、ややこしい。ミノタウロスの正体が知りたくてあっという間に読んだが、恐らく再読しないと全貌を理解できない……。試作機の飛行テストや、海軍の予算獲得過程は面白かった。
読了日:04月30日 著者:スティーブン クーンツ

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【2012/05/02 00:34 】 | 本関係 | コメント(0)
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