長篠の戦いに出陣した戦国武将が、留守宅を守る妻に宛てて手紙を書いた。受け取った妻が手紙を開くと、「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ。黒い墨液、綺麗でせう、青い巻紙、悲しいでせう」 妻は、(淋しさだけを詰めて送ってきたのね)と思った。それは井上陽水。
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