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【小話】風船

 代官の帽子にお辞儀しなかったことを咎められ、逮捕されたウィリアム・テルに、代官は言いました。
「お前の息子の頭の上に置いた、どんどん大きくなる風船を矢で射ることができたら、自由にしてやろう」
「頭の上で風船を割ればいいんだな」
「よくないよ!」
 息子が叫びました。

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【2021/03/31 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
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