見事な紅葉を見た藤原忠平(貞信公)が、歌を詠みました。「小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ」 同行者が尋ねます。「同級生ですか、それとも妹?」「その〝みゆき〟ではありません」 天皇が外出(行幸)して見に来るまで散らずに待ってくれ、の意味です。
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