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【小話】濃茶2

 実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に
「祟りじゃ!」
と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。
「……人数が多くないですか?」
「濃茶の尼、薄茶の尼、煎茶の尼、ほうじ茶の尼、タピオカミルクティーの尼よ」
 そんな尼はいない。

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【2021/09/24 06:46 】 | 小話 | コメント(0)
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