忍者ブログ
【小話】斜陽2

 朝、お母さまがスウプを一さじ吸って、「あ」とかすかに叫んだ。
 お勝手の窓から、ヒッピー姿の知らないおじさんが、
「アッと驚く為五郎!」
と叫んで去っていったけれど、何事もなかったかのようにスウプをいただくお母さまは、本物の貴族だわ。ところで、為五郎とは何かしら。

拍手[0回]

PR
【2022/01/21 07:07 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】斜陽3 | ホーム | 【小話】転職4>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>