読んだ本の数:3
読んだページ数:864 ナイス数:469 ![]() 名家の長女だが、継母・異母妹から使用人以下の扱いを受ける斎森美世。追い出されるように、縁談の相手、冷酷無慈悲と噂される久堂清霞のもとを訪ねる。前々から、漫画版のネット広告を見て(娘に読ませたら気に入りそうだなー)と思っており、その場合は漫画より原作小説が良いかな、と。カドブン夏フェア2022小冊子を見た娘が「読みたい」と言ったので1巻購入、案の定気に入って、2巻以降は自分で買うそうだ。個人的には、異能(ファンタジー)要素ゼロで、明治・大正風の恋愛物(と実家ざまぁ)に徹してくれたほうが好み。幸次さんいい人。 読了日:06月11日 著者:顎木 あくみ ![]() 中一娘に頼まれて2巻を買ってきて、親が先に読む(笑)。清霞と婚約した美世は、彼に相応しい妻になるため勉強を始めるが、悪夢が続いて体調悪化。清霞も、職務が多忙で余裕がなく。異能要素が前面に出て(1巻も2巻も裏表紙あらすじには異能のイの字もないが)、匂わせつつ謎のままだった件は大体解決。悪夢は、薄刃家の何かがちょっかい出してきてるのだと思っていたが、内からだったか。幸次の兄の辰石一志、1巻の時点でもいろいろ設定を隠していそうなキャラで、まだ全貌明かされない感じ。美世を着飾らせるのが楽しい女性陣が楽しい(笑)。 読了日:06月13日 著者:顎木 あくみ ![]() 職場本棚の本は表紙違い。鰻、闘牛、蛍、鴨、羆、錦鯉、トドを扱った7篇。『闇にひらめく』は映画『うなぎ』原作。妻が浮気して破局→動物に熱中→理解ある女性が現れる話(と、動物熱に理解のない妻の死後、理解ある女性が現れる話)が前半に続いて「またか」と思ったが(多分、掲載順バラバラなら良かったと思う)、『銃を置く』最高。三毛別羆事件当時5歳で、羆撃ちになった男が高齢で引退する話。つい『羆嵐』出してきて再読。『凍った眼』は、『炎のなかの休暇』で蘭ちゅうを飼っていた隣人を思い出した。羅臼のトド猟の『海馬』も割と好き。 読了日:06月20日 著者:吉村 昭 読書メーター PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |