読んだ本の数:6
読んだページ数:1884 ナイス数:451 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。1924年、欧州の架空の小国ソヴュール。15歳の留学生・久城一弥と、授業に出ない変わり者同級生の美少女ヴィクトリカ。読み始めは、学園の塔から出ないヴィクトリカが話を聞いただけで解決する安楽椅子探偵物かと思ったが、がっつり豪華客船でのクローズド・サークルに巻き込まれる。でもこれ、単巻の事件自体の謎解きよりも、第一次大戦の十年後という時代背景での物語と、ヴィクトリカ(とその母)は何者かという謎を楽しむシリーズだなーと思った(一章冒頭からアブリル苦手で読むの投げ出したくなったけど)。 読了日:01月01日 著者:桜庭 一樹 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。ヴィクトリカと一弥は学園を抜け出して、ヴィクトリカの母の故郷、外界から孤絶した〝灰色狼〟の村へと向かう。母が村を追われる原因となった20年前の密室殺人を解明し、無実を証明するために。しかし、新たな事件が起きて。貰ったのが1巻だけ角川文庫で、挿絵と著者あとがき無し。2巻でグレヴィール警部の髪型を初めて見た。想像ではドリル部がもっと長かった(笑)。そして一番面白いのは、15頁もあるあとがきだった。狛犬泥棒とかザ・ゴールデンブラジャーとか。1巻のあとがきには何が書いてあったんだろう? 読了日:01月02日 著者:桜庭 一樹 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。宝石〈青い薔薇〉(の模造品)購入を頼まれ首都ソヴレムに出かけた一弥が、老舗デパートで不思議な出来事に遭遇。首都では連続行方不明事件や、美術品盗難事件も起きていた。風邪で寝ているヴィクトリカに電話をかけるが。話を聞いただけで謎を解く、1巻で期待した安楽椅子探偵だ。ブロワ警部のキャラが深まるエピソード。一弥が最初になぜ間違えた部屋を案内されたかと、脱出したばかりのアナスタシアがよく辻馬車に乗れたな、というのが少々疑問ではある。一弥から着物貰って喜ぶヴィクトリカ可愛い。ルイジも好き。 読了日:01月07日 著者:桜庭 一樹 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。聖マルグリット学園の時計塔で起きた密室殺人。前世紀末に学園にいた錬金術師リヴァイアサンからの〝挑戦〟を受けたヴィクトリカは、謎を解き、愚者の代弁者となる(未読だけど『死者の代弁者』思い出すな)。珍しく図書館塔を降りて学園内を歩き回るヴィクトリカ、ついに教室へ。アブリルとも初対面。時計塔の人が死んだ原因はすぐ見当つくが、今巻の主眼はリヴァイアサンと学園、王国の歴史的背景だよね。ロスコーと一弥が何で殴り合ってるのかよくわからんが。ブロワ警部がどんどんまともになってる気がする(笑)。 読了日:01月13日 著者:桜庭 一樹 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。夏休み最終日、突如学園から姿を消したヴィクトリカ。ブロワ警部から移送先を教えられた一弥は、リトアニアの修道院、通称〈ベルゼブブの頭蓋〉へと向かう。救出が物凄く大変なのかと思いきや、現地に着きさえすればあっさり再会できて退出も邪魔されないのが意外。母を誘き寄せるのが目的なら、目的達成まで逃がさない方がいいんじゃないかと思うが。警部の髪型に大笑いした。夏休み(短編集?)に何かあって、また妹を頼らざるを得なかったんだろうが、何があった(笑)。オカルト省vs科学アカデミー。6巻に続く。 読了日:01月20日 著者:桜庭 一樹 ![]() 引っ越す後輩から6冊貰った。〈ベルゼブブの頭蓋〉からの帰りの列車、乗り合わせた四人の客は〈孤児〉〈公妃〉〈木こり〉〈死者〉と名乗る。オカルト省と科学アカデミーの形見箱争奪戦。殺人犯は誰か? 特定の人物に毒を盛る方法は見当つくが、『藪の中』みたいで面白かった。形見箱、習慣自体は良いと思う。エプロンドレスで振り向いて笑うヴィクトリカの挿絵37頁が殺人的に可愛い。中1娘に1巻読ませたら凄く気に入って超速で4巻まで来たので、これ書いたら5,6巻も渡す。2巻あとがきの狛犬泥棒の話、その後どうなったのか気になる……。 読了日:01月21日 著者:桜庭 一樹 読書メーター PR |
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