読んだ本の数:2
読んだページ数:462 ナイス数:391 ![]() 職場本棚。99年刊。ソ連崩壊で激変した、個々人(モスクワ近辺)の生活を具体的に描写。98年ルーブル下落の影響大。副校長兼区議会議員、実権がない区議会。元エリートだが失職しアル中になった夫と離婚した妻、公共料金滞納、息子は兵役を逃れるため国立大を目指す。年金生活の高齢女性。老人ホームの副支配人、高齢者の行政不信。富裕夫婦、妻の輸入業がルーブル下落で失速。ストリートチルドレン、養護施設校長。株式会社化した元ソフホーズ副支配人、昔のソフホーズの手厚さ凄いな。顔写真・実名で登場する人々が、今どうしているかと思う。 読了日:03月10日 著者:中村 逸郎 ![]() 文春新書『旧石器遺跡捏造』読了後、毎日新聞取材班の本を読みたいが見つからず、書店で本書を見かけて購入。発覚10年後の2010年刊。著者は若手研究者時代に、在野の藤村と考古学仲間で、後に文化庁調査官。著者が藤村との再会前に準備した質問事項(返答は得られなかったが)見て思ったが、捏造は埋められた遺跡だけでなく、埋め込みに使った石器が元あった場所の歴史も損なってるんだなぁ……。《遺跡は発掘すると消滅するものであり、掘り終わった部分についての再発掘検証はできない》確かに。他者チェックのため、報告書の刊行、超大切。 読了日:03月20日 著者:岡村 道雄 読書メーター PR |
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