読んだ本の数:2
読んだページ数:391 ナイス数:394 ![]() 職場本棚。1984年初版の本なので、当時の日韓の状況を背景に。1443年、世宗大王によって民衆のためにハングルが創制されるも(当時の名称は「訓民正音」)、漢字を正字とする上層階級からは俗字扱いで軽視され、第二次大戦後に名実ともに国字となるまでの歴史は非常によくわかるが、韓国語の本ではないね。著者は文法不要論を主張するが、「これは××です」とか最低限の基本を知らないと、ハングルで書かれた文を見ても何も頭に入らん(苦笑)。とにかく、ハングルという文字の本。「東亜日報」と「朝鮮日報」って1920年創刊なのかー。 読了日:10月01日 著者:金 両基 ![]() 誕生日プレゼントを買ってくれると言う娘に甘え、書店で選択。予備知識ゼロだが、文庫になってる歌集は珍しいので。頭から頁めくってすぐの〈挫折などしたくはないが挫折することはしばしば 東京をゆく〉で購入決めたが、ダントツ好きなのは〈サンタクロースあなたにぼくは逢いたくて逢えず大人になってしまった〉。手に入るかもしれなかったものが、手に入らなかった喪失感。次点〈至福とは特に悩みのない日々のことかもしれず食後のココア〉〈叩け、叩け、吾がキーボード。放り出せ、悲しみ全部。放り出せ、歌。〉。著者の第一歌集にして遺歌集。 読了日:10月01日 著者:萩原 慎一郎 読書メーター PR |
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