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【小話】下駄

 浪人が毎晩逢い引きしていた娘が、実は幽霊だった。このままでは、憑り殺されてしまう。
 浪人は家中にお札を貼って立て籠もるが、夜になると、カランコロンという下駄の音が近づいてくる。カランコ、ドテッ。
「……転んだ?」
「つまずいただけです!」
 いや絶対、転んだ音だろ。

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【2024/07/20 08:38 】 | 小話 | コメント(0)
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