湯屋で働くことになった。自分が契約書に記入した名を見て、雇用主の湯婆婆が言う。「寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末・雲来末・風来末、食う寝る処に住む処、やぶらこうじのぶらこうじ……贅沢な名だね! 今からお前の名前はやぶだ」 何故そこを残すのか。
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