忍者ブログ
【小話】林檎14

 『最も美しい女神へ』と書かれた林檎が、神々の酒宴に投げ込まれた。
「私のよ」
「いいえ、私よ」
 女神たちが言い争うが、ヘラが
「そもそもこの黄金の林檎、私が結婚祝いで貰った木に生った物よね。だから私のよ!」
 木自体の所有権を主張し、『最も美しい女神』はヘラになった。

拍手[0回]

PR
【2024/09/26 06:16 】 | 小話 | コメント(0)
| ホーム | 【小話】林檎13>>
コメント
コメント投稿














| ホーム | 次ページ>>