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【小話】望月

 とある栄華を極めた男が祝宴で、歌を詠みました。
「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
 返歌を求められた参加者が断り、皆で望月の歌を唱和します。
「この世をば」
「わが世とぞ思ふ」
「望月の」
「ぺったんぺったん」
「おい、誰だ餅をついているのは」

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【2024/11/21 06:37 】 | 小話 | コメント(0)
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