与謝蕪村が、丹後の海を見て俳句を詠みました。「春の海ひねもすのたりのたりかな」 春の浅瀬で終日(ひねもす)、湖に住むサケ科の淡水魚のはずの魚が、どういうわけか、ちゃぷちゃぷ泳いでいます。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。「春の海ヒメマスのたりのたりかな」
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