松尾芭蕉が、俳句を詠みつつ東北地方を旅し、奥州平泉の古戦場で詠みました。「夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡」 太平の世、町で生活に窮した武士たちが、先祖伝来の鎧や兜を質屋に持っていく様子を見て、芭蕉が再度詠みました。「質草や兵どもが夢の跡」 季語がありません。
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