与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。「春の海ひねもすのたりのたりかな」 海に出た舟が終日(ひねもす)、風や潮流に翻弄され、あっちへ行きこっちへ行きを繰り返し、目的地に着けずにいます。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。「春の海ひねもす行ったり来たりかな」
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