与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。「春の海ひねもすのたりのたりかな」 海沿いの遊歩道で終日(ひねもす)、『八つ墓村』の濃茶の尼が、「八つ墓明神はお怒りじゃ!」と人々を追い返そうとします。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。「春の海ひねもす祟り祟りかな」
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