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2025年8月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2746
ナイス数:428


高校数学でわかるフーリエ変換―フーリエ級数からラプラス変換まで (ブルーバックス)高校数学でわかるフーリエ変換―フーリエ級数からラプラス変換まで (ブルーバックス)感想
職場本棚、2009年刊。仕事でFFT(高速フーリエ変換)のプログラムを触る必要が発生。FFT自体はFFTライブラリが計算してくれるが、そもそもフーリエ変換とはどういう性質か、みたいなのを思い出すために読んだ。本題から逸れるけど、フーリエ変換の応用例で出てきた、光ファイバの「時分割多重伝送」「波長分割多重伝送」の説明が面白い。広帯域で時間方向に細かく分割して信号送ったら送信受信素子は1ペアでよいが、そんな広帯域で超短光パルス発生させたり、遅延なく光/電気変換するのが難しいので、波長分割の開発が精力的との由。
読了日:08月08日 著者:竹内 淳

ブギーポップ・ナイトメア 悪夢と踊るな子供たち (電撃文庫)ブギーポップ・ナイトメア 悪夢と踊るな子供たち (電撃文庫)感想
近隣書店がラノベの品揃え少なくて『呪われる』『パズルド』読めてない状態で、予想外にコレ入荷されたので、途中抜けてても問題なかろうと購入。さほど問題なかった(笑)。でも、他の方の感想によると『パズルド』の関連話の模様。メロー・イエロー好きなので懐かしい。柊の指示で、絢・正樹に接触した玖良々三兄妹。機構内の絢の今の立ち位置、忘れたな……(汗)。後から考えるとささやかだけど幸せだった、もう二度と戻らない日々、みたいなのブギ―読んでるとよく思うんだが、〈子供たち〉だった時代と三人の頃と二重で失って、淋しいだろう。
読了日:08月09日 著者:上遠野 浩平

プロトコル・オブ・ヒューマニティ (ハヤカワ文庫JA)プロトコル・オブ・ヒューマニティ (ハヤカワ文庫JA)感想
著者とタイトルだけ見て即購入、書店のブックカバーかけてもらう。裏表紙あらずじ未読で読み始めたので、開始2頁でいきなり驚いた(苦笑)。ダンサー護堂恒明が事故で右足を失い、AI制御義足で踊りを再開する。ロボットは上手く踊れるが観客に感動を与えない。人間とロボットの差、ダンスが”人間性”を伝える手続き(プロトコル)を追求する谷口は、ロボットと人間が共演するダンスカンパニーを作り恒明を誘う。義足になったこと自体、絶望からの復活途中なのに、舞踏家としての目標たる父の痴呆症、からの介護は辛い……。"人間性"とは何か。
読了日:08月10日 著者:長谷 敏司

猟奇歌-夢野久作歌集 (中公文庫 ゆ 8-1)猟奇歌-夢野久作歌集 (中公文庫 ゆ 8-1)感想
『瓶詰の地獄』解説に引用された猟奇歌が素晴らしく、もっと読みたかった。ふと入った書店に、文庫がある! と即購入。〈高く高く煙突にのぼり行く人を/落ちればいいがと/街路から祈る〉〈自転車の死骸が/空地に積んである/乗ってゐた奴の死骸も共に〉〈けふも沖が/あんなに青く透いている/誰か溺れて死んだだんべ〉〈致死量の睡眠薬を/看護婦が二つに分けて/キヤツキヤと笑ふ〉寺山修司の解説で、規範は《啄木の三行書き口語短歌》と読みレイアウトに納得。4行だったり31文字超過したりするが、死を期待する1頁の掌編のような歌たち。
読了日:08月11日 著者:夢野 久作

最新版 シルマリルの物語 上 (評論社文庫)最新版 シルマリルの物語 上 (評論社文庫)感想
唯一神エルによる天地創造神話「アエヌリンダレ」。エルとともに世界を作ったアイヌールのうち、その世界に入ったヴァラール(エルフにとっての神々)についての伝承「ヴァラクウェンタ」。その世界に生まれたエルフの一人が作った宝玉シルマリルを巡る「クウェンタ・シルマリッリオン」(途中まで)。第一紀の地図見ながら、三紀と被るところは何処だと目を凝らす。上巻読了後に『終わらざりし物語』パラパラめくってみて、あまりにも何の話をしてるか理解できるので、『シルマリル』未読で『終わらざりし』を読了したかつての自分の苦行に笑った。
読了日:08月13日 著者:J・R・R・トールキン

最新版 シルマリルの物語 下 (評論社文庫)最新版 シルマリルの物語 下 (評論社文庫)感想
「クウェンタ・シルマリッリオン(続き)」(一紀)「アカルラベース」(二紀)「力の指輪と第三紀のこと」。『指輪』に天変地異を起こせる存在はいないので気付かなかったが。『終わらざりし』読書中、三紀地図見ても全然場所が解らん、と思ってたのそういうことか! 神がいると地形すら変わるんだ……。モルゴスもサウロンも、エルフ・人間から見て神レベルなので(サウロンよりもモルゴスさらに格上だが)、一紀のエルフ、二紀の一部のヌーメノールがどんなに頑張っても、神が出てこないと事態が終わらないのは可哀想な気がする。三紀頑張った。
読了日:08月17日 著者:J・R・R・トールキン

巻きぞえ (光文社文庫 に 14-12)巻きぞえ (光文社文庫 に 14-12)感想
職場本棚。「第一発見者」「巻きぞえ」「反対運動」「行旅死亡人」「二番目の妻」「ひき逃げ」「解剖実習」大事件は起きないけど小市民がじわじわ破滅するみたいな、イヤ~な読後感の話が多い(特に「ひき逃げ」)短編集。ミステリに謎解きの快感求めて読む場合には向いてない(苦笑)。でも表題作は意外性があって良かった。「反対運動」、実は反対運動の件は何も解決してないような? 嫁姑とか夫婦間の機微の話。著者の父と兄が医者、甥が医大生とのことで、「二番目の妻」腎臓移職や解剖実習など医療系の情報確認は万端で読んでて安心感はある。
読了日:08月22日 著者:新津 きよみ

宇宙を創る実験 (集英社新書)宇宙を創る実験 (集英社新書)感想
職場本棚、2014刊。CERN所長やKEK教授など各分野の専門家が各章を執筆。第一部が、ILC(国際リニアコライダー)が必要とされる理論的背景。第二部がCERNなどを前例に、加速器実験の国際プロジェクトとはどういうものか。第三部が加速器に使われる最先端技術の実例、ここが一番面白い。円形加速器と直線型は得意分野が異なり、相補的。円形と直線では必要とされる技術も違う。円形は円の違う場所に衝突点を変更できる(複数の計測機を別の場所に置いておける)が、直線型は衝突点が一か所だから計測器自体の入れ替えが必要、成程。
読了日:08月23日 著者:


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【2025/09/06 10:58 】 | 本関係 | コメント(0)
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