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【小話】夕焼
 一面の夕焼け空を、巨大な赤とんぼの大群に追われながら見たのは、いつのことだったろうか。成人した今でも、死に物狂いで逃げる夢にうなされる。
 助けてくれた隣家の優しい姉さんは、もう遠くに嫁いだ。自分も村を離れて以降、一度も帰省しておらず、今や実家とは音信不通だ。

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【2012/10/24 00:01 】 | 小話 | コメント(0)
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